吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publicationsのブログ

吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publications(ゴールデン・ハーツ・パブリケーションズ)のブログです。

どうやら吹奏楽のスコアはB4サイズがいいらしい?(メルマガバックナンバー)

 


こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

今日はメルマガバックナンバー。

2023年11月17日発行のメルマガから特集部分を抜粋・編集してお送りします。

 

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Golden Hearts Publicationsから出版されている吹奏楽の楽譜は大判サイズになっています。

現状、A3かB4から選べるものがほとんどです。

これは、無許諾、無申請の拡大コピー(縮小コピーも)が「違法コピー」にあたるらしいということで、お客様(特に指揮者の方)が「出版社がA4スコアしか売ってないんだから拡大コピーするしかないじゃないか」とならないように、という理由もあって大判サイズで提供をしています。
(勉強や選曲用にA4サイズも販売しています)


▼その他Golden Hearts Publicationsのこだわりについてはこちら

反射を低減、目が疲れない用紙「ビオトープ」ほか:Golden Hearts Publicationsのこだわりをご紹介します - 吹奏楽・管楽器・打楽器の楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications


違法コピーについては、著作権法違反は民事請求の対象になるだけでなく刑事罰もあるらしいのですが、刑事罰は「違法と知っていたかどうかは問われない」んだそうです。

つまり、違法とわかってコピーしても、違法だと認識していなくても、刑事罰の対象となるということです。

僕としてはそういったトラブルからお客様を守るのも出版社の責務であろうなと思い、大判サイズとA4サイズの両方を提供している次第です。


で、実際のサイズなんですが、アメリカなんかだとA3スコアが多いですが(B判というのはアメリカにはないらしくて)、これが実際に手にすると大きいです。

日本の指揮者のみなさんがお使いの指揮者譜面台や通常の譜面台だと、A3だと上半分くらいが「ヘニョッ」って曲がってしまうようです。

持ち運ぶのももちろん大変。

というわけなので、B4を選ぶのが無難のようですね。

実際のご注文もB4がほとんどです。


まだ何も決めていませんが、今後はA3/B4の選択肢を減らして、B4だけにしてもいいのかなと考えています。

なお、A3でもB4でもいずれも大判用の印刷機を使うということで、印刷所の原価は変わらないので、B4だけにしても販売価格が安くなるということではありません。


とはいえ今のところ利率を低く設定しているので、作品によっては他社さんのレンタル楽譜に比べればだいぶ安いかなと思います。

ぜひぜひご購入をご検討ください。


DX版と安価版がありますが、違いは紙質と、製本がコイルなのかリングなのか、くらいなので(とはいえ大きな違いがありますが)、より良い紙質と製本を求めるならDX版、普通のでいいやという方は安価版、サイズはB4、という選び方が良さそうです。

Golden Hearts Publicationsの吹奏楽の楽譜一覧はこちらから。


▼オリジナル作品

吹奏楽オリジナル作品 - 吹奏楽・管楽器・打楽器などの楽譜の出版・販売 - Golden Hearts Publications

▼アレンジ作品

吹奏楽アレンジ作品 - 吹奏楽・管楽器・打楽器などの楽譜の出版・販売 - Golden Hearts Publications


僕はコンクールのことは考えていないので、皆さんの自主公演などで楽しく演奏して頂ければそれでいいかなと思っています。

ぜひぜひ選曲にGolden Hearts Publications作品を加えてみてくださいね。

売れれば作家さんも喜びます。


拡大コピーと著作権の話については下記ページも参考にしてみてください。

スコアの拡大コピーは違法?「でも出版社がA4サイズしか販売していないし、吹奏楽だとA4で指揮するのは難しい」そこでJASRACさんに確認してみました