吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publicationsのブログ

吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publications(ゴールデン・ハーツ・パブリケーションズ)のブログです。

【参考音源あり】今日の1曲~あなたのお時間、少しください!:會田瑞樹作曲「賽」(エレキベース&ヴィブラフォン、約3分50秒)



 

こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。


週2-3回、Golden Hearts Publications作品のご紹介をしている「今日の1曲」。

参考音源を聴くだけでも良いので、少しだけお時間をください!

今日は會田瑞樹さん作曲のエレキベースヴィブラフォンのための作品「賽」をご紹介します。


■原題または洋題 :The SAI For Electric Bass and Vibraphone

■作曲者 :會田瑞樹(Mizuki Aita)

■演奏時間 :約3分50秒

■出版社 :Golden Hearts Publications

■参考音源:You Tube

youtu.be

■楽曲について:

2019年7月に作曲。コントラバスヴィブラフォンが対峙し合う緊迫感を想像したとき、サイコロ即ち賽が自由に回転する様が目に浮かんだ。バウンドした先にあるものは誰も予測がつかない。ある時は街の喧騒、ある時はいつか聞いたことのあるジャズ、またある時は民族音楽の手遊び歌。自分の中にある曖昧な記憶をつなげてコラージュしたような作品になった。合奏稽古の際、音量や迫力を求めてエレキベースでの演奏をお願いすることにした。そういえば、昔母は僕をギタリストにしたくてヴァイオリンに通わせ始めたことをぼんやりと思い返していた。

(會田瑞樹)

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なかなか珍しい組み合わせかなと思いますが、演奏できる相手が近くにいれば、ぜひ一緒にトライしてほしい作品です。

商品ページはこちら。

goldenheartspublications.com

 

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▼作曲者紹介:

會田瑞樹(Mizuki Aita)

打楽器奏者。1988年宮城県仙台市生まれ。幼少よりヴァイオリンを照井勢子氏に師事。

12歳で打楽器を志し、佐々木祥、星律子、有賀誠門、藤本隆文の各氏に師事し基礎を学ぶ。

宮城県仙台第二高等学校を経て武蔵野音楽大学において吉原すみれ、神谷百子の両氏に師事。2014年武蔵野音楽大学大学院修士課程修了。

2010年日本現代音楽協会主催第9回現代音楽演奏コンクール”競楽?\”において大会最年少ファイナリストとしてデビュー、第二位を受賞。 「憑依型の演奏(西耕一氏)」と評されるなど話題を集めた。

2011年6月にはサントリーホール主催レインボウ21「打楽器音楽、その創造と継承」公演において総合プロデューサーと演奏者の二役を担い、行動する演奏家としての姿勢を示した。その後、會田のそれらの姿勢を見守ってきた打楽器奏者・高橋美智子氏より、長年女史が使い続けてきた
Deagan 社ヴィブラフォンを譲り受ける。それをきっかけにヴィブラフォンの魅力の更なる開拓を求めて 2012 年ヴィブラフォンソロリサイタルを初開催。

以降、打楽器・ヴィブラフォンのための新たな魅力の追求を活動のテーマとして、 これまでに湯浅譲二間宮芳生末吉保雄、水野修孝といった巨匠世代から、権代敦彦、山内雅弘、国枝春恵、木下正道ら中堅世代、薮田翔一、白藤淳一、坂田直樹、佐原詩音をはじめとする若手世代と幅広く協働して次々と自らのリサイタルで新作初演を行い、その数は現在200作品を超える。

加えて、演奏家としての独自の目線からの作曲活動も近年活発に行い、2019年には日本作曲家協議会主催:第十回JFC作曲賞に入選を果たすなど、その活躍の幅を広げている。

【参考音源あり】今日の1曲~あなたのお時間、少しください!:ジャン=フィリップ・ヴァンブスラール作曲「希望」(トロンボーン&ピアノ、約6分20秒)



 

こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。


週2-3回、Golden Hearts Publications作品のご紹介をしている「今日の1曲」。

参考音源を聴くだけでも良いので、少しだけお時間をください!

今日はジャン=フィリップ・ヴァンブスラールさん作曲のトロンボーン&ピアノのための作品「希望」をご紹介します。


■原題または洋題:Hope for Trombone & Piano

■作曲者:ジャン=フィリップ・ヴァンブスラール(Jean-Philippe Vanbeselaere)

■演奏時間:約6分20秒

■出版社:Europa Musica Publishing

■日本国内での印刷代行:Golden Hearts Publications

■参考音源:You Tube *音源は吹奏楽伴奏のものです。

youtu.be

■楽曲について:

2020年4月、トロンボーン奏者の息子であるエクトルの誕生日を祝うためにロックダウン中に作曲された作品。ジャン=フィリップ・ヴァンブスラール自身が作曲した吹奏楽作品「第1交響曲」の主題の1つを含む作品です。

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多くのトロンボーン愛好家の皆様からのご注文をお待ちしております!

商品ページはこちら。

goldenheartspublications.com

 

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▼作曲者紹介:

ジャン=フィリップ・ヴァンブスラール(Jean-Philippe Vanbeselaere)

フランスの作曲家、指揮者。国立リール音楽院、トゥルコアン音楽院、エコールノルマル音楽院で作曲の他様々な音楽を学びました。長年にわたりSACEM(作曲家、作曲家、音楽出版者協会)、SACD(作曲家・劇音楽作家協会)、WASBE(世界吹奏楽協会)のメンバーであり、国内外の作曲コンペティションで優勝しています。近年では台湾や韓国などアジアにもその人気を広げており、指揮者や講師として招かれています。

【メルマガバックナンバー】あらためて、海外の自費出版作曲家についての話



 

こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。


今日は2024年11月14日発行のメルマガのバックナンバー。

「あらためて、海外の自費出版作曲家についての話」です。

ぜひご一読ください。

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Golden Hearts Publicationsを始めるきっかけになったのがベルギーのディートリヒ・ヴァンアケリェンの自費出版作品を日本で販売することだった、ということはこれまでにもブログやメルマガでお話をしてきましたが、あらためてお話をしてみたいと思います。


ヴァンアケリェンは、それ以前にFacebookで友人になっていたバルト・ピクールからの紹介で、Facebook経由でコンタクトがありました。

最初は彼の作品を日本で印刷販売してくれる日本の出版社を探すつもりだったのですが、当時はコンクールに合わせた作品が主流でしたから「まずそんな会社ないだろう」ということもあり、当時コンサルタントをしていた新興の出版社に任せていたのですが、ほどなくして僕がその会社から離れようと思ったときに、ヴァンアケリェンについての進捗を聞いたところ、「何も話が進んでいない」ということだったので、紹介した手前、これはマズイぞということで再度こちらからヴァンアケリェンとコンタクトを取り、詳細な仕様などを決めて僕自身でやることにしました。

これがGolden Hearts Publicationsが生まれた瞬間です。

ヴァンアケリェンの作品はこちら

goldenheartspublications.com

その後、すでに個人的なつながりやWind Band Pressを通じて交流のあった作曲家たちに、「もし自費出版している作品があれば日本での販売を預けてみないか」と声をかけました。

多くの作曲家が興味を示しましたが、最終的に1曲でも曲を預けてくれたのは、下記の作曲家たちです。

黄思瑜(スーユー・ホァン:Ssu-Yu Huang)

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ジンジュン・リー(Jinjun Lee) 

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アミル・モルックポーア(Amir Molookpour)

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バルト・ピクール(Bart Picqueur)

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ブライアン・サドラー(Brian Sadler)

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ピート・スウェルツ(Piet Swerts)

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ロブ・ウィッフィン(Rob Wiffin)

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ヴァンアケリェンに彼らを足した8人が最初の「自費出版組」のラインナップです。

Jリーグみたいですが・・・

最初に預けてから「日本で売れるのかな?」と追加の楽譜をほとんど送らずに様子を見ている作曲家は、

ジンジュン・リー(シンガポール)、
アミル・モルックポーア(イラン-ドイツ)、
バルト・ピクール(ベルギー)、
ピート・スウェルツ(ベルギー)。

逆に「これはどうだろう?」と追加の楽譜を出してくれるのは、

スーユー・ホァン(台湾-アメリカ)、
ブライアン・サドラー(アメリカ)、
ロブ・ウィッフィン(イギリス)
ディートリヒ・ヴァンアケリェン(ベルギー)

です。

こうしてあらためて見るとアメリカの人はチャレンジングだなという気がしますね。

最初の契約の例外として、オランダのクリスティアーン・ヤンセンがいます。

彼の場合は、違法コピー対策だと思いますが、「注文が入ったらヤンセンに連絡し、都度ヤンセン自身が購入した団体名を記載したPDFを作成する」という契約です。

彼自身の売価が割とコロコロ変わるので、現在当店では「お問い合わせください」という形にしています。(売価が確定しないので事前販売が出来ない)


最近ではロブ・ウィッフィンがたくさん作品を送ってくれていますね。

やはりカタログ数が増えると売れる可能性が高まるので、彼の場合は少し感触をつかんで「どんどん行こう」ということにしたのだと思います。

実は今朝もウィッフィンさんからは作品が送られてきています。


なんにしても、彼らは日本で自作が演奏されることを願ってGolden Hearts Publicationsに託している、ということです。

ハングリーで、チャレンジングで、世界を広く見ている人たちなんだろうなと思います。

特に吹奏楽作品の場合、編成上、そのまま演奏するのは日本の今のバンドには難しいかもしれませんが、合同バンド、合同演奏会などで彼らの熱い想いとともに作品を取り上げて頂ければと思います。

もちろん人数の多いバンドであれば、積極的に検討をしていただきたいなと思います。

彼らは日本に夢を見た、それは確かだと思いますので、どうにかして夢を現実に変えてあげたいなと思いますし、彼らの作品に取り組むことでこれまでとは違う学びがあります。(作品が変われば当然なのですが)


吹奏楽は一人で選曲できるわけではないので、興味を持っていただけたらまずはソロ曲からでもいいので、日本ではまず生まれないであろう彼らの世界観に触れてみてください。


さてこの初回の声掛けの中で、一人だけ「印刷代行じゃなくてGolden Hearts Publicationsから出版してほしい」と言ってきた作曲家がいました。

マンチン・ドナルド・ユー(余文正:Man-Ching Donald Yu)です。

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彼のような「Golden Hearts Publicationsから出版したい」とコンタクトしてきた作曲家については、また来週お話しようかと思います。

 

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以上、メルマガのバックナンバーでした!

また次回!

トマゾ・ミランダ編曲のサクソフォーン10重奏作品2タイトル販売開始!



今日はイタリアのサクソフォーン奏者、トマゾ・ミランダさん編曲のサクソフォーン10重奏作品2タイトルを販売開始しました!今回はプーランクラヴェル、どちらもフランスの作曲家の作品です。

どちらも原曲がピアノで、参考音源がコンピュータ音源なのであまりピンとこないかもしれませんが、いい音がすると思いますよ。

ぜひチャレンジしていただければと思います。


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■【サクソフォーン10重奏 楽譜】
4手のためのピアノソナタ より プレリュード 
フランシス・プーランク 編曲:トマゾ・ミラン

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■原題または洋題:Sonata for Piano Four Hands - Prelude

■作曲者:フランシス・プーランク(Francis Poulenc)

■編曲者:トマゾ・ミランダ(Tommaso Miranda)

■演奏時間:約2分00秒

■出版社:Golden Hearts Publications

■参考音源:You Tube

youtu.be

■Golden Hearts Publicationsより:

原曲は都会的な作風で知られるフランスの作曲家プーランクによる連弾(四手)のためのピアノソナタ。3楽章構成で全曲で6分半ほどの作品です。今回ミランダが選んだのは第1楽章の「プレリュード」。プーランク独特の世界を10本のサクソフォーンできらびやかに描き出します。

■編成:

スコアおよびパート譜の個別販売はありません。

Soprano Saxophone 1

Soprano Saxophone 2

Soprano Saxophone 3

Alto Saxophone 1

Alto Saxophone 2

Alto Saxophone 3

Tenor Saxophone 1

Tenor Saxophone 2

Baritone Saxophone 1

Baritone Saxophone 2

 

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■【サクソフォーン10重奏 楽譜】
「鏡」より 第5曲「鐘の谷」 
モーリス・ラヴェル 編曲:トマゾ・ミラン

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■原題または洋題:La vallee des cloches

■作曲者:モーリス・ラヴェルMaurice Ravel

■編曲者:トマゾ・ミランダ(Tommaso Miranda)

■演奏時間:約5分00秒

■出版社:Golden Hearts Publications

■参考音源:You Tube

youtu.be

■Golden Hearts Publicationsより:

原曲はラヴェルが作曲したピアノのための組曲。この組曲の中では第4曲の「道化師の朝の歌」が比較的有名ですが、今回ミランダが選んだのは組曲の5曲のうち最後の曲となる「鐘の谷」。美しいラヴェルの世界をお楽しみください。

■編成:

スコアおよびパート譜の個別販売はありません。

Soprano Saxophone 1

Soprano Saxophone 2

Soprano Saxophone 3

Alto Saxophone 1

Alto Saxophone 2

Alto Saxophone 3

Tenor Saxophone 1

Tenor Saxophone 2

Baritone Saxophone 1

Baritone Saxophone 2

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皆様からのご注文をお待ちしております!

【参考音源あり】今日の1曲~あなたのお時間、少しください!:スーユー・ホァン作曲「幽霊湖の恋(ダルバリン)」(フルート6重奏、約3分10秒)



 

こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。


週2-3回、Golden Hearts Publications作品のご紹介をしている「今日の1曲」。

参考音源を聴くだけでも良いので、少しだけお時間をください!

今日はスーユー・ホァンさん作曲のフルート6重奏のための作品「幽霊湖の恋(ダルバリン)」をご紹介します。


■原題または洋題:小鬼湖之戀(Dalubaling)

■作曲者:スーユー・ホァン(黄思瑜:Ssu-Yu Huang)

■演奏時間:約3分10秒

■出版社:Ssu-Yu Huang / Golden Hearts Publications

■参考音源:You Tube

youtu.be

■楽曲について:

この曲は、ルカイ族の神話伝説「幽霊湖の恋」をモチーフにしています。「幽霊湖の恋」のメロディの断片をモチーフにしています。神秘的な雰囲気を醸し出し、ストーリーを膨らませようとしています。優雅な旋律が対応して繰り返され続け、それは蛇王と巴陵姫の本当の愛を象徴しており、やがて仲良くなって愛を育んでいく。結婚の日、誰もが百合帽子が湖に沈んで消えていくのを見て、美しい巴陵姫を見ることはありませんでした。
(スーユー・ホァン)

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美しく穏やかなメロディーが印象的なアンサンブル作品です。

商品ページはこちら。

goldenheartspublications.com

 

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▼作曲者紹介:

スーユー・ホァン(黄思瑜:Ssu-Yu Huang)

1970年生まれの台湾の作曲家、ピアニスト。台南女子技術學院(Tainan Woman’s College of Arts and Technology)で電子オルガンとピアノを専攻する傍ら、1987年に作曲の勉強を始めました。1996年、台北の中国文化大学を卒業。1997年にオーストラリアのメルボルン大学で作曲とピアノを学びました。2007年からは、アメリカのロード・アイランド大学のジェフリー・ギブズ博士(Dr. Geoffrey Gibbs)に師事し、バーバラ・コルブ(Barbara Kolb)氏からプライベート・レッスンを受けました。大胆で繊細なジャンルの音楽を幅広くカバーする彼女の作品は、台湾のプロミュージシャンやオーケストラはもちろん、世界の他の地域でも人気があります。ドイツの指揮者ギュンター・ヘルビヒ(Gunther Herbig)は、現代的で複雑なスタイルのオーケストラ作品を賞賛しています。

【参考音源あり】ロブ・ウィッフィンの吹奏楽新作「ダンス組曲」販売開始!




今日はロブ・ウィッフィンの吹奏楽新作「ダンス組曲」の販売を開始しました!

組曲(全楽章)と、各楽章の個別販売があります。


■原題または洋題:Dance Suite

■作曲者:ロブ・ウィッフィン(Rob Wiffin)

■演奏時間:約10分55秒

Femme Fatale 3.30

Midnight Wish 3.25

Wherever I look 4.00


■出版社グレード:4

■出版社:Shout Music(自費出版

■日本国内での印刷代行:Golden Hearts Publications

楽曲について:

ダンス組曲は、ファム・ファタール(タンゴ)、ミッドナイト・ウィッシュ(ルンバ)、どこを見ても(マンボ)の3曲からなる。 最初の2つの楽章はとても簡単だが、マンボは少し難しく、トランペットも3本ではなく4本必要で、4本目のパートは組曲の1stトランペット・パートに含まれている。
この曲はストリング・ベースかベース・ギターが最適だが、ベース・ラインはテューバ・パートに完全にキューイングされている。 各楽章は個別に入手することもできる。

(ロブ・ウィッフィン)


各商品ページと参考音源は下記の通り。各商品ページではスコアの閲覧もできます!

▼ダンス組曲(全楽章)

goldenheartspublications.com

www.youtube.com

 

ファム・ファタール(「ダンス組曲」第1楽章)

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www.youtube.com

 

▼ミッドナイト・ウィッシュ(「ダンス組曲」第2楽章)

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www.youtube.com

 

▼どこを見ても(「ダンス組曲」第3楽章)

goldenheartspublications.com

www.youtube.com


今回は新しい試みとして、「A4判スコア+パート譜」のセットをご用意してみました。「A4サイズでも読めるから少しでも安く買いたい」というお客様に合わせてみたものです。その代わり、用紙にビオトープを使用した「DX版」の販売はありません(特注で承ることは可能です)。

反応が良ければこれまでに出版してきた吹奏楽作品も順次「A4判スコア+パート譜」をご用意していくかもしれません。


皆様からのご注文をお待ちしております!

【参考音源あり】今日の1曲~あなたのお時間、少しください!:セヴラック作曲、小國晃一郎編曲「『休暇の日々から 第一集』より(抜粋)」(トロンボーン2重奏、約10分)



 

こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。


週2-3回、Golden Hearts Publications作品のご紹介をしている「今日の1曲」。

参考音源を聴くだけでも良いので、少しだけお時間をください!

今日はセヴラック作曲、小國晃一郎さん編曲のトロンボーン2重奏のための作品「『休暇の日々から 第一集』より(抜粋)」をご紹介します。


■原題または洋題:From "En Vacances Vol. 1" For Trombone Duo

■作曲者:デオダ・ド・セヴラック(Deodat de Severac)

■編曲者:小國晃一郎(Kouichirou Oguni)

■演奏時間:約10分00秒

■出版社:Golden Hearts Publications

■参考音源:You Tube

youtu.be

■楽曲について:

デオダ・ド・セヴラック(Deodat de Severac, 1872~1921)はフランスの作曲家で、郷里のラングドックの伝統音楽に根付いた作品を創作した人物です。

同じくフランスで同時代に活躍したドビュッシーも、セヴラックの作品の事を「良い香りのする音楽」と、好意的に評しました。

この楽譜ではピアノ組曲「休暇の日々から 第一集」から4つの楽章を抜粋しました。

セヴラックはあくまで「田舎の作曲家」を自称し続けたそうです。その為か、セヴラックとその作品は一時期忘れ去られてしまっていました。

拙編が、今日では埋もれてしまっている作品や、忘れ去られてしまった作曲家、また彼らによる作品があったからこそ、今日の音楽がある、という事に思いを馳せて頂くきっかけになれば幸いです。

演奏について:

Tb1,2ともにテナートロンボーンを想定して書いています。もちろんバストロンボーンでも演奏出来ます、その際はTb2の2声になっている箇所は、下声部を演奏してください。また、Euphonium, Bassoonでも演奏出来ます。このように、Tb以外の楽器での演奏および移調についても、自由に行って頂いて構いません。

(小國 晃一郎)

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トロンボーンデュオのために編曲された作品ですが、Euphonium, Bassoonでも演奏出来ます。移調して他の楽器で演奏していただいても構いません。セヴラックの上品でオシャレな世界を楽しんでいただければ幸いです。

商品ページはこちら。

goldenheartspublications.com

 

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▼編曲者紹介:

小國晃一郎(Kouichirou Oguni)

1984年、京都府久美浜町(現京丹後市)出身。

京都府立網野高等学校卒業、京都産業大学国語学英米語学科卒業。

高校から吹奏楽部に所属し、高校ではトロンボーン、大学ではホルンを担当。

大学卒業後はアマチュア吹奏楽団にてホルン奏者兼指揮者として活動。作編曲は独学。

約10年の会社員生活の後、現在はフリーランスで楽譜の校正・浄書家として楽譜制作の仕事をしつつ、自身の創作活動を行っている。教育現場の為の音楽や楽譜、実際の現場からの要望に沿った音楽制作を心掛けている。