こんにちは!
Golden Hearts Publicationsの梅本です。
「今日の1曲」として、週2-3回、Golden Hearts Publications作品のご紹介をしています。
参考音源を聴くだけでも良いので、少しだけお時間をください!
今日は萩原友輔さんの吹奏楽作品「悠久の樹」をご紹介します。
■楽曲について
この曲は「魂」をテーマに作曲しました。人の生には限りがありますが、それまで生きてきた軌跡(魂)は関わった人々の心の中に生き続けていくのではないでしょうか。そしてその連鎖は人から人へと限りなく続いていくのだろうと思います。
"悠久の樹"は「果てしなく続く魂の成長」を意味して題しました。
本作は大きく2つの部分に分けられます。
前半は苦難や挫折を、後半は祈りと希望を表現しました。
前半はクラリネットとピッコロの短調の主題(Mesto)に始まり、この主題は曲中様々な箇所に現れます。サクソフォーン族で奏される第2主題を介しながら、曲は少しずつ姿を大きくし、Allegrettoになります。以降は様々な感情の波が押し寄せ、2つの主題が激しく入り混じります。
後半はホルンのソロにより、第1主題が長調で奏されます(Adagio pregando)。様々な楽器で歌い継ぎながら、中低音楽器で奏される祈りの旋律へと誘われます。その後、決心の音楽(Allegro
risoluto)を経て祈りの旋律を再現し、最後は力強いコーダで曲は終わります。
*この譜面は,第11回日本管打・吹奏楽学会作曲賞佳作入選に際し,加筆訂正を加えたものです。
(萩原友輔)
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▼作曲者紹介
萩原友輔(Yusuke Hagihara):
1995年生まれ,大阪在住。
作曲を朴守賢(PARK,Soo-Hyun),藤井修(Fujii Osamu)両氏に師事。
第11回日本管打・吹奏楽学会作曲賞佳作,湯谷温泉吹奏楽作曲コンクール第3位。
今日は以上です!
次回の「今日の1曲」をお楽しみに!