ジンジュン・リー(Jinjun Lee)のブラスバンド作品「アー・ウィー・ダウンハーテッド?」の楽曲解説を追加しました。
ブラスバンドの楽譜はGolden Hearts Publicationsでは今のところこの作品のみしかありませんが、商品ページで音源も聴けるので、ぜひ演奏をご検討ください。
■楽曲について:
1914年の夏に起こったオーストリアのフランツ・フェルディナンド大公の暗殺は、世界初の世界大戦に急速に拡大した戦争を引き起こしました。
それは4年間にわたり行われ、4,000万人の死者と少数の帝国の崩壊をもたらしました。
戦争の規模は非常に大きかったので、「戦争をすべて終わらせる戦争」と信じられていました。
様々な前線で戦った兵士の日記は多くの物語を教えてくれます。配備を待っていた熱心な入隊者、塹壕の状況下に嫌気がさした兵士、仲間の喪失で悲嘆を抱いた戦闘員、家族の行方不明、英雄主義の行為、それらは戦闘の中で起こりました。
すべての前線の兵士が行ったことの1つは、魂を高揚させてお互いを応援する歌を歌うことでした。そして、これらの曲のうちの1曲は「Are We Downhearted?」と呼ばれ、讃美歌「救い主イェスよ まことの光よ(Sun of My Soul, Thy Saviour Dear)」とともに歌われました。
私は "Are We Downhearted?"に基づいた幻想曲を通じて日記に残された兵士の物語を伝えることにしました。
作品は3つのパートに分かれています。
第1部では、戦争の始まり、戦争の恐ろしい予感、世界が投げ込まれる混乱を描いています。
第2部では、悲しみの勃発を含む孤独と疲労が顕在化しています。
第3部は私たちを戦争の真っ只中に投げ入れ、そこでは英雄主義の輝く瞬間があり、勝利によってこの戦争が世界にとって最後の戦争になるという希望に近づきます。
""Are We Downhearted?" は彼らの国のために戦った男女に捧げられ、彼らの物語はいつまでも音楽の中に記憶されます。
(ジンジュン・リー)
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