吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publicationsのブログ

吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publications(ゴールデン・ハーツ・パブリケーションズ)のブログです。

【参考音源あり】今日の1曲~あなたのお時間、少しください!:ジンジュン・リー「セレモニアル・ファンファーレ」(4トランペット+4トロンボーン、約2分30秒)



 

こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

「今日の1曲」として、週2-3回、Golden Hearts Publications作品のご紹介をしています。

参考音源を聴くだけでも良いので、少しだけお時間をください!

今日はジンジュン・リーの室内楽作品「セレモニアル・ファンファーレ」をご紹介します。

■原題または洋題:Ceremonial Fanfare

■作曲者:ジンジュン・リー(Jinjun Lee)

■演奏時間:約2分30秒

■出版社:Lee Jinjun(自費出版

■日本国内での印刷代行:Golden Hearts Publications

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特に楽曲解説はないのですが、タイトル通りのファンファーレですので、演奏会や式典のオープニング・ファンファーレなどに。

ぜひ次回演奏会の選曲候補に入れてみてください!

商品ページはこちら。

【4トランペット+4トロンボーン 楽譜】セレモニアル・ファンファーレ ( Ceremonial Fanfare ) 作曲:ジンジュン・リー(Jinjun Lee) - 吹奏楽楽譜・アンサンブル楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications

 

 

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▼作曲者紹介:

ジンジュン・リー(Jinjun Lee)

シンガポールの作曲家、演奏家。 彼の作品はヨハン・デメイ(Johan de Meij)、アルヴィン・アルムガム(Alvin Arumugam)、アドリアン・タン(Adrian Tan)によって指揮され、シンガポール・ウィンド・シンフォニー(Singapore Wind Symphony)、シンガポール経営大学シンフォニア(Singapore Management University Symphonia)、ラッフルズ・ウィンズ(Raffles Winds)によって演奏されています。ナショナル・デーの祝賀コンサートの一環として、シンガポール・ウィンド・シンフォニーの委嘱を受け”Sing!”を作曲。
トランペット・ソロのショーピース「Variations on Chan Mali Chan」は、2014年にトランペット奏者のジョー・バーグステイラー(Joe Burgstaller)によって初演されています。 ソロ・ユーフォニアム金管六重奏のための「ユーフォニアム協奏曲(Concertino for Euphonium)」はスティーヴン・ミードのアルバム「Dream Times」に収録されました。 アダム・ゴーブ(Adam Gorb)とポール・パターソン(Paul Patterson)に作曲を師事。 また、奨学金を得てYong Siew Toh Conservatoryでシンガポール交響楽団(Singapore Symphony Orchestra)の首席トランペット奏者であるジョン・ダンテ(John Dante)のもとでトランペットを学びました。

 

今日は以上です!

次回の「今日の1曲」をお楽しみに!

【参考音源あり】今日の1曲~あなたのお時間、少しください!:クリストファー・マーシャル「ラスト・ベルト」(吹奏楽、約9分15秒)



 

こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

「今日の1曲」として、週2-3回、Golden Hearts Publications作品のご紹介をしています。

参考音源を聴くだけでも良いので、少しだけお時間をください!

今日はクリストファー・マーシャルの吹奏楽作品「ラスト・ベルト」をご紹介します。

■原題または洋題:Rust Belt

■作曲者:クリストファー・マーシャル(Christopher Marshall)

■演奏時間:約9分15秒

■出版社:Vaia’ata Print(自費出版

■日本国内での印刷代行:Golden Hearts Publications

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米国空軍士官学校バンドおよび指揮者ダニエル・L・プライス中佐による委嘱作品

2017年2月13日、シャンティ・サイモン大尉指揮により初演

「ラスト・ベルト」とは、かつての強力な産業部門の縮小による経済の衰退、人口の減少、および都市の崩壊を指す、アメリカ合衆国北東部、五大湖および中西部の州にまたがる地域の用語です。

「ラスト・ベルト」は、廃工場や遺棄された界隈など、この地域の画像を特集したフォト・エッセイに触発されました。

音楽はそれらの場所に浸透していた活気、ブルーカラーのエネルギーと楽観主義を示唆しています。

それは良き時代の住民の郷愁と、関連性と尊厳への回帰のための彼らの切望を呼び起こします。

音楽の素材は、メロディまたはベースのいずれにおいても一貫して使用されている12音の「行」から生成されます。しかし、常に三和音の背景の中にあります。

工業的なテーマを反映して、アンビルとスティール・ドラムを含む金属製のパーカッションが多用されています。 そしてサイレンも際立ってフィーチャーされています。

(クリストファー・マーシャル)

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2本のトランペットに導かれる冒頭の緊張感の高いフレーズ、テーマに沿った工業的なイメージのサウンド、かつての工業の繁栄を想起させるような活力と暖かさなど、様々な要素や側面を映し出した音楽によるドキュメンタリーのような作品。

場面転換が多いですが場面ごとに音楽を断絶させずに、どの場面にもテーマを元にした一本の筋が通っているように意識して作り上げていくと、よりドキュメンタリーっぽさが出てくるかと思います。

ぜひ次回演奏会の選曲候補に入れてみてください!

商品ページはこちら。

【吹奏楽 楽譜】ラスト・ベルト (Rust Belt) 作曲:クリストファー・マーシャル(Christopher Marshall) - 吹奏楽楽譜・アンサンブル楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications

 

 

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▼作曲者紹介:

クリストファー・マーシャル(Christopher Marshall)

フランス・パリで生まれのニュージーランド人で、現在はアメリカのオーランド在住。はじめての吹奏楽作品はニュージーランドにいた頃に指揮者のティモシー・レイニッシュから委嘱された2000年の「Aue!」で、続いて委嘱を受けた「ロム・アルメ変奏曲(L’homme arme: Variations)」が世界中でヒット。その後2006年にアメリカに移住した。


今日は以上です!

次回の「今日の1曲」をお楽しみに!

【新作-参考演奏あり】萩原友輔氏作曲の吹奏楽作品「燃ゆる思ひ」の販売を開始しました!



今日は萩原友輔氏作曲の吹奏楽作品「燃ゆる思ひ」の販売を開始しました!

■原題または洋題:Mirage

■作曲者:萩原友輔(Yusuke Hagihara)

■演奏時間:約5分10秒

■出版社:Golden Hearts Publications

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■楽曲について:

タイトルは藤原実方朝臣の歌「かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしもしらじな もゆる思ひを」から引用しました。

冒頭でこの曲の幾つかのモティーフが緩やかなメロディーとともに提示されます。次第に音楽は厚みを増し、Allegro へと誘います。その後、優美な中間部を経て、リズミックな音楽となり力強いコーダとともに曲は終わります。

この作品は、島根県川本町湯谷温泉吹奏楽作曲コンクールにて第3位を受賞しました。

(萩原友輔)

■Golden Hearts Publicationsより:

タイトルとして引用されている和歌は燃える思いを表現した恋の歌で、疾走感のある前半、優美で哀愁の漂う中間部、跳ねるような輝かしい後半と、表情は様々ながら、どこをとってもタイトル通り「燃ゆる思ひ」、慕情にあふれた作品となっています。比較的少なめの人数(オプションを除けば24人)でも演奏可能です。5分程度の作品ですので、演奏会のオープニングなどにもオススメです。

■編成:

Piccolo
Flute 1
Flute 2
Oboe (opt.)
Bassoon (opt.)
Eb Clarinet (opt.)
Bb Clarinet 1
Bb Clarinet 2
Eb Alto Clarinet (opt.)
Bb Bass Clarinet
Alto Saxophone 1
Alto Saxophone 2
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Bb Trumpet 1
Bb Trumpet 2
F Horn 1-2
Trombone 1
Trombone 2
Euphonium
Tuba
String Bass (opt.)
Timpani
Percussion 1
Percussion 2
Percussion 3


その他、スコア閲覧およびご購入はこちらから。

【吹奏楽 楽譜】燃ゆる思ひ 作曲:萩原友輔 - 吹奏楽楽譜・アンサンブル楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications

 

皆様からのご注文をお待ちしております!

【参考音源あり】今日の1曲~あなたのお時間、少しください!:小國晃一郎「フレキシブル・トリオのための曲集 Vol.1-2 - 初級者のための有名クラシック曲集」



 

こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

「今日の1曲」として、週2-3回、Golden Hearts Publications作品のご紹介をしています。

参考音源を聴くだけでも良いので、少しだけお時間をください!


今日は「1曲」ではなくて曲集シリーズ2タイトル。小國晃一郎氏の編曲作品「フレキシブル・トリオのための曲集 Vol.1-2 - 初級者のための有名クラシック曲集」のご紹介です。

Vol.1

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下記の曲が収録されています。

1. 24の前奏曲 作品28より第7番/フレデリック・ショパン
2. ガボット/フランソワ=ジョセフ・ゴセック
3. 結婚行進曲/フェリックス・メンデルスゾーン
4. 行進曲「威風堂々第一番(抜粋)」/エドワード・エルガー


Vol.2

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下記の曲が収録されています。

1. 「展覧会の絵」より“プロムナード”/モデスト・ムソルグスキー
2. ディヴェルティメント第四番、V. ロンド/ヴォルフガング・アマデウスモーツァルト
3. パガニーニの主題による小品 ハ短調/ニコロ・パガニーニ


■楽曲について

小学校の金管バンドでの演奏を想定して書いています。記譜は

Part. I Bb Cornet, Part. II Eb Tenor Horn (Eb Alto Horn), Part. III Trombone

の音域にしています。演奏する楽器や組み合わせなどによって、記譜からオクターヴ上げる、または下げて演奏してください。

(1曲の中で、部分的にオクターヴ上げる、または下げても良い。また、金管バンドではTrombone, Euphonium, Tubaなどにおいてト音記号のin Bb表記の楽譜が多いので、普段そういった楽譜を読み慣れている場合はBb Instrumentの楽譜を使うと良い。)

(小國 晃一郎)

■編成:
Part. I
C Instrument, Bb Instrument, Eb Instrument, F Instrument 

Part. II
C Instrument, Bb Instrument, Eb Instrument, F Instrument, Bass Clef

Part. III
Bb Instrument, Eb Instrument, F Instrument, Bass Clef

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「部員が二人しかいない」そんな吹奏楽部でも楽しめるレパートリーを、と企画した曲集「フレキシブル・デュオ」に引き続き、部員が三人の場合を想定した「フレキシブル・トリオ」。

Vol.1-2は特に小学校の金管バンドを想定しましたが、もちろん中学校以上の吹奏楽部でも、部活動以外でも、どなたでも「三人いれば演奏できる」楽譜になっています。

練習から依頼演奏、結婚式など、様々な場面で多くの方に楽しんでいただければと思います。

ぜひ次回演奏会の選曲候補に入れてみてください!

商品ページはこちら。

Vol.1

goldenheartspublications.com

Vol.2

goldenheartspublications.com


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▼編曲者紹介:

小國晃一郎(Kouichirou Oguni)

1984年、京都府久美浜町(現京丹後市)出身。

京都府立網野高等学校卒業、京都産業大学国語学英米語学科卒業。

高校から吹奏楽部に所属し、高校ではトロンボーン、大学ではホルンを担当。

大学卒業後はアマチュア吹奏楽団にてホルン奏者兼指揮者として活動。作編曲は独学。

約10年の会社員生活の後、現在はフリーランスで楽譜の校正・浄書家として楽譜制作の仕事をしつつ、自身の創作活動を行っている。教育現場の為の音楽や楽譜、実際の現場からの要望に沿った音楽制作を心掛けている。


今日は以上です!

次回の「今日の1曲」をお楽しみに!

正門研一氏の吹奏楽オリジナルポップス「BE COOL !」販売開始!




Golden Hearts Publicationsより新たに正門研一氏の吹奏楽オリジナルポップス「BE COOL !」の楽譜を販売開始しました!

ぜひ多くのバンドに「クール」に演奏していただきたい作品です!ご注文お待ちしております!

■原題または洋題:BE COOL !

■作曲者:正門研一 (Ken'ichi Masakado)

■演奏時間:約4分45秒

■出版社:Golden Hearts Publications

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■楽曲について:

BE COOL ! …、もともと「発想記号」のようなものとして付していたものをタイトルにしました。タイトルそのままに「カッコよく」演奏していただきたいですし、お一人おひとりが「カッコいい」と思うもの(人)を自由に描いていただきたいです。

大分東明高等学校吹奏楽部の創部40年を記念する作品として2023年初頭に作曲、同年3月21日に初演されました。

作品は、同部だけでなく、創部以来40年に亘り指導にあたられ、同年春にご退任された川島啓希先生にも捧げられています。

また、同年5月にはThe Association of Concert Bands(アメリカ)が主催するカンファレンス“ACB-2023 - Orlando”の New Music Reading Sessions” で紹介されました。

(正門研一)

演奏にあたって

・演出上の理由で作品の一部を拡大またはカットするなど変更を加えて演奏することが許されます。

・指定されているもの以外の打楽器を加えて演奏することも許されます。


■Golden Hearts Publicationsより:

タイトル通り「かっこいい」クールなシティポップという雰囲気の吹奏楽オリジナルポップスです。とことんカッコよさを追求して演奏してみてほしいですね。


■編成:

Piccolo
Flutes 1&2
Oboe
Bassoon
Clarinet in Eb
Clarinet in Bb 1
Clarinets in Bb 2&3
Bass Clarinet
Soprano Saxophone in Bb
Alto Saxophones in Eb 1&2
Tenor Saxophone
Baritone Saxophone
Trumpet in Bb 1
Trumpets in Bb 2&3
Horns in F 1&2
Horns in F 3&4
Trombones 1&2
Trombone 3
Euphonium
Tuba (div.)
Double Bass
Electric Bass
Percussion (5 players)
 Drum Set
 Tambourine
 Triangle 
 Glockenspiel
 Vibraphone

商品ページはこちら!

【吹奏楽 楽譜】BE COOL ! 作曲:正門研一

 

今年度はソロ作品にトライしてみませんか?



 

こんにちは!

Golden Hearts Publications(ゴールデン・ハーツ・パブリケーションズ)の梅本です。

いよいよ新年度ですね!

ということで今日は「今年度はソロ作品にトライしてみませんか?」というお話・・・

前にもブログで書いたかもしれませんが、表現したいこと(理想)に対して、不足している技術(現実)を引き算したものが「課題」ということになります。

その課題はリップスラーかもしれないし、発音の瞬間の音なのかもしれないし、特定の運指かもしれません。

そういった「現状の洗い出し」をするのに、ソロ楽譜が役に立ちます。

もちろん吹奏楽などであれば配られたパート譜からでも「どこが苦手」ということはわかるのですが、「その曲のみに特化した対応」で終わってしまうこともよくあります。他の曲になるとまた吹けないところだらけ、ということですね。

ソロ楽譜、特にその楽器のために書かれた作品は難易度が高いものが多いので(技術的に、もしくは表現的に)、おそらく最初は「課題だらけ」になるのですが、それに取り組むことで吹奏楽の楽譜が配られたときの対応の速さも鍛えられてくるかなと思います。

常にソロ楽譜を何か練習しないといけないわけではなくて、時期に合わせて吹奏楽など本番を控えた楽譜を優先しなければいけないのですが、パートにトレーナーがついているようなバンドであれば年に1回くらいはソロ曲と向き合う時間を作ってみるとよいのかなと思います。

なにか新しいことを始めるのに理由は要らないと思いますが、「新年度だし」という理由をつけることでやりやすくなるのであればそれもいいのかなと思います。

Golden Hearts Publicationsにもソロ楽譜がいろいろあるので、ぜひトライしてみてください。

Golden Hearts Publicationsのソロ作品はこちらから。

ソロ作品 - 吹奏楽・管楽器・打楽器などの楽譜の出版・販売 - Golden Hearts Publications

 

他社作品も含めたソロ楽譜はこちらです。

ソロ/ソロ&ピアノ 楽譜 - 吹奏楽・管楽器・打楽器の楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications

 

皆さんの1年が実り多い1年となりますように!

【参考音源あり】今日の1曲~あなたのお時間、少しください!:ピカルバンド「北京のプッチーニ」(吹奏楽、約5分05秒)



 

こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

「今日の1曲」として、週2-3回、Golden Hearts Publications作品のご紹介をしています。

参考音源を聴くだけでも良いので、少しだけお時間をください!

今日はピカルバンドの吹奏楽作品「北京のプッチーニ」をご紹介します。

■原題または洋題:Puccini in Beijing

■編曲者:ピカルバンド(Picarband)

■演奏時間:約5分05秒

■グレード:2-2.5

■出版社:Golden Hearts Publications

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ジャコモ・プッチーニ(1858-1924)の最後の作品からいくつかの抜粋を使用しています。

トゥーランドット」は音楽的なおとぎ話であり、プッチーニはそれを語るために中国の民謡からの7つのモチーフを用いました。

音楽の構成は特定の音階に委ねられており、そこから独特のオリエンタルな雰囲気を醸し出すメロディーやハーモニーが引き出されます。

舞台は北京、紫禁城、民衆が朝廷の前に集まり、トゥーランドット姫が現れ、三人の大臣ピンポンパンが求婚者カラフをもてなすという設定です。トゥーランドットは思い切った決断を発表し、広場には絞首台が置かれ、処刑人の刃が研がれて処刑を待っています。貧しく不幸なリュウも甘いモチーフで登場し、知られざる王子の名を明かさしません。それぞれの登場人物は、プッチーニの適切な音楽とともに、それぞれの音世界の中で生きています。トゥーランドットがカラフを試すために3つの謎かけをした後、カラフはそれを解くことに成功します(それは希望であり、血であり、トゥーランドット自身である)様々な出来事が交互に起こり、皇帝の介入によってトゥーランドットは盟約を尊重するようになります。作品の最後には愛が勝ちます。

今回のアレンジでは、音楽的な表示を含めた連続するイベントをご紹介します。

「皇帝陛下万歳」のコーラスパートからスタート

静かなアンダンティーノ、穏やかで心地よいアレグレット

三人の大臣の間で語られるアレグレット。Ping, Pong, Pang.

「砥石を廻せ」で公開処刑のドラマチックな瞬間。

「夜明けに私は勝つ」というモチーフの素晴らしいフィナーレ

トゥーランドット」は、プッチーニのエキゾチックな色彩へのこだわりを示す一例であり、民話と古代の両方から引き出された、切り離すことのできない全体として、音楽的構造がこの音楽的おとぎ話のプロットに奉仕しています。プッチーニは、このようにして自分の音楽に現代性を与えようとしています。

これらのメロディーは、東洋のペンタフォニック・スケール上に配置された、限定された音符の使用、度数を上げた小さな音程に基づいていることを観察するだけで十分です。これらの旋律は、長調短調の間のハーモニーに支えられており、モーダル・シーケンスと平行和音を利用して、非常に効果的なメロディックノート(ペダル)とメロディックニゾンを提示しています。

リズムは頑強な計量法を用いて表現され、オーケストレーションの多様性(この吹奏楽のためのインストゥルメンテーションに見られるように)のおかげで、ある種の音楽的特徴が現れています。

プッチーニの北京への珍しい音楽の旅の中で、オペラ「トゥーランドット」から引用されたモチーフを、若い管楽アンサンブルが知り、追体験できるように、演奏しやすいように意図的にアレンジされています。

(ピカルバンド)

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プッチーニの遺作「トゥーランドット」からいくつかのモチーフの抜粋を行った作品。グレードは初級向けで、初心者の多いバンドでも楽しく演奏することが出来ると思います。

ぜひ次回演奏会の選曲候補に入れてみてください!

商品ページはこちら。

【吹奏楽 楽譜】北京のプッチーニ 編曲:ピカルバンド - 吹奏楽楽譜・アンサンブル楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications

 

 

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▼編曲者紹介:

ピカルバンド / カルロ・ピロラ(Picarband / Carlo Pirola)

カルロ・ピロラ(ピカルバンドはペンネーム)はイタリアの作曲家。吹奏楽のためのオリジナル作品で数多くの国内および国際コンクールで優勝しています。作品のほとんどは、イタリアの出版社によって出版されています。他にオランダ、スイス、フランス、スペイン、オーストリアの出版社からも出版されています。彼の作品はピカルバンド名義で発表され、ヨーロッパ、アジア、アメリカ、オーストラリアで演奏されています。特にユースバンドのための教育に力を入れており、アマチュア吹奏楽の発展のために様々な活動を行っています。


今日は以上です!

次回の「今日の1曲」をお楽しみに!