吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publicationsのブログ

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Golden Hearts Publicationsへ作品を持ち込みたい場合の手引き

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おはようございます!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

今日は「Golden Hearts Publicationsへ作品を持ち込みたい場合の手引き」。

Golden Hearts Publicationsは随時作品の持ち込みを受け付けていますが、「どうやって持ち込めばいいのー?」というお話です。


■とりあえず連絡

詳しくは作品応募のページに書いてありますが、Golden Hearts Publicationsを通じて作品を国内・海外に展開する方法としては以下の2つの方法があります。

1. 作品をGolden Hearts Publicationsから出版する

2. 自身のウェブサイトで販売している作品の印刷・販売代行をGolden Hearts Publicationsに委託する

どちらでも良いのですが持ち込む方はだいたい1だと思うので1の話をしましょうか。

まずはメールで連絡してくれればいいのですが、最低限のマナーとして

・氏名

は書いてくださいね。

あまりにあまりな文章だとその時点で「関わりたくないな」ってなります。門前払いというやつね。

例えば・・・

--------
件名:作品応募の件

本文:
こんにちわ。作品出してほしいので電話下さい。
--------

以上、とか。まずないと思いますけどあったら心のなかで延髄斬りですよ。からの卍固めですよ。

ビジネスなので、メールの文章はしっかりしてくださいね。意識しっかりね。もうろうとしないでくださいね。

あったら助かる項目は下記です。

・氏名(本名)

・連絡先(メールが届かない場合を考えて連絡のつく電話番号と、場所によっては会えるのでご住所も)

・持ち込みの動機(別になくてもいいですけど動機がないならうちで出す意味あんのかなって思うので)

・持ち込む作品名と編成(クラリネット○重奏とか、吹奏楽中編成くらいとか)

・作品のPDFと参考音源(プレイバック音源でもOK、WAVかMP3くらいには変換しておいてくださいね)をダウンロードまたは閲覧など出来るリンクURL

・略歴(まあこれは後からでもいいですけどどうせ出すなら先に出したほうが楽かなと)

まあこのくらいで大丈夫かな・・・


■誰でも持ち込めます

Golden Hearts Publicationsはラインナップを見て頂ければ分かる通りですが、人気・実績・学歴・性別・年齢・国籍、すべて関係ないです。

僕が「良いね」と思った作品、僕が世界に出しても恥ずかしくないような作品(または企画)、というような感じです。ただの「好み」です!

作品しか見てないので別に誰でも良いです。

現状、作家さんから持ち込みがあってその後に出版になったのは小國晃一郎さんと、あとはイタリアのヴィト・ラ・パグリア、トマゾ・ミランダ、ミケーレ・カラメラ、イッポリート・パリネロの各氏です。

彼らの中でも、作品によっては「これは要らない」ってなることもあります。

オーストリアからの売り込みを断ったこともあります。合わなければ「すみません、他あたって下さい」と断ります。なお講評はありません。合わないだけなので。悪しからず。


著作権周りは自分でやってね

Golden Hearts Publicationsを運営しているONSAは「個人事業主」なのでJASRACに会員登録出来ません。なのでJASRACに作品を預けたい場合(信託したい場合)はご自分で手続きして頂く必要があります。今はお金もかからないようですので初めての方もJASRACさんに問い合わせすれば返事を頂けます。


ペンネームでもOKです

出版に際してはペンネームを使いたい、というのでもOKです。

ただ、特別な事情がない限りはなるべく実名が望ましいです。これは僕の好みの問題ですけどね。海外にも出すので、あまり妙ちきりんな名前は付けないほうが良いです(例えばドッカン桜島とかそういうの)。ペンネームでも国内外で人名と分かる方が良いですね。


■そんなに売れないよ

大きな会社でプロモーションを全国的にババババンと展開するとか、全国の学校に営業マンが入り込んでいるとか、プロの知り合いとゴニョゴニョとか、そういうことはないので、いきなりは売れません。そこは過剰に期待しないでください。

持ち込みされる方はおそらく名前もそんなにまだ知られていない方が多いかと思います。

特に日本の場合は「何を書いたか」よりも「誰が書いたか」のウェイトが高いので、例えば吹奏楽の場合だと、「日本人」の「人気流行作家さん」でなおかつ「コンクール向けの7-8分」の「ド派手」「お涙頂戴」「映画音楽的」「ゲーム音楽的」「久石譲的」な感じの曲でもない限りいきなりヒットにはならないと思います。(それが悪いと言っているわけではなくてそういう作品のほうが特に学生には好まれやすいということです、顧問の先生も世代交代してますからそういう作品のほうが好きな人が多いかも知れません、少なくともパーシケッティとかは昨今なかなか売れないでしょう、ですが僕はパーシケッティの方が好きです)

ただしGolden Hearts Publicationsは作品の質は高いので、そういうお客様が演奏してくれます。例えば、コロナの影響で中止になってしまいましたが2020年に行われる予定だったアンサンブルコンテスト全国大会ではGolden Hearts Publicationsの作品が2作品演奏される予定でした。

コンクールとかコンテストとか意識していないのですが、出場される方の中には「もっと質の高い音楽を」ということでGolden Hearts Publicationsの作品を選んで頂く方も少なからずいらっしゃるようです。

ですので2020年9月現在では知る人ぞ知る、的なポジションにいる感じですかね。ちょっとマニアックな出版社な雰囲気。

でも本当に、コンクールで演奏されるかどうかとか、コンクールで人気になるかとか、割とどうでもいいので、演奏会でもなんでもどこでも演奏して頂ければそれでいいんです。道端(ジェシカ)でも良いですし。なので、全日本吹奏楽コンクールで人気になりたい!」という方は全日本吹奏楽コンクールに力を入れている他の出版社をあたって下さい。いっぱいありますよね。ありすぎるほどに。

また、他の大きな出版社でも同じなのですが、「預けました、はいおしまい」だとなかなか厳しい時代ですね。自分でもプロモーションしていく必要はあります。そのあたりのアドバイスやフォローも(ご希望でしたら)可能です。


こんな感じでいかがでしょうか。基本的にウェルカムなのでお気軽にご連絡頂ければと思います。


応募および詳細はこちらから。

作品募集!Golden Hearts Publicationsでの作品出版や販売委託についてのご案内 - 吹奏楽楽譜・アンサンブル楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications


来週(かな?)次回は「なんでシリーズ番外編」の予定。

それではまた!