吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publicationsのブログ

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【参考演奏あり】會田瑞樹編曲「打楽器のための協奏曲 - ヴィヴァルディの調和の霊感、バッハのオルガンの残照に - II & III」販売開始!




先に第1楽章を出版しておりました、會田瑞樹編曲「打楽器のための協奏曲 - ヴィヴァルディの調和の霊感、バッハのオルガンの残照に -」の第2楽章、第3楽章の楽譜を販売開始いたしました。

第1楽章と合わせることで完全版となります。

この第2楽章、第3楽章は合わせて5分弱で、アンサンブルコンテストにもおすすめです。

■【打楽器3-8重奏 楽譜】
打楽器のための協奏曲 - ヴィヴァルディの調和の霊感、バッハのオルガンの残照に - II & III 
作曲:ヴィヴァルディ/ バッハ 編曲:會田瑞樹

演奏時間 :約5分00秒

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■楽曲について

1711年、アムステルダムで出版された《調和の霊感》はヴィヴァルディの名声を確かなものとした作品である。1708 年から1717 年、ヴァイマル時代のバッハもこの譜面を入手し、《オルガン協奏曲
BWV596》として編曲を手がけた。

打楽器を志す以前、ヴァイオリンを通してこの作品の第一楽章に出会ったときの衝撃は大きかった。この時受けた照井勢子先生のレッスンはその後の僕の音楽の根幹をなすものとなった。

その数ヶ月後、僕は人生の決断を迫られていた。「打楽器を本格的に勉強してみないか?」という誘い。それはヴァイオリンへの訣別を意味していた。ヴァイオリンに身の入らないことをいち早く照井先生は察して、ある日強く叱責された。「このままでは演奏会に出演することは認められない。」その時に稽古していた曲が、今回編曲を手がけた第二楽章、第三楽章である。シチリアーノ風の嘆きを歌う第二楽章はヴィブラフォンを中心とし、当時の自分自身の不安定な心境を重ねた。第三楽章は「リズムの魔に」という副題をつけることにした。どんなにヴァイオリンを弾いていても、僕の耳の奥にはこんな風に「リズム」が響き渡っていた。そうして僕はこの曲の演奏を終えて、リズムの魔に、取り憑かれていく。

初演は2022年8月11日京都文化博物館。アンサンブルさいさいに捧げる。

(會田瑞樹)


演奏と編成について:

楽器編成(最大8名)
ヴィブラフォン1台
マリンバ (5オクターヴ) 2台
打楽器(金属、皮質の中で自由に奏者が選択できる)


演奏最低必要人数3名
ヴィブラフォン1台
マリンバ (4 オクターヴ)2台
マリンバはI-a,II-b を演奏。


フレキシブル編成の参考例
ヴィブラフォン1台
マリンバ (5オクターヴ) 1台
マリンバ (4オクターヴ) 1台
マリンバはI-a,II-a, b を演奏。

適正打楽器を組みあわせるなど。


打楽器について

音高のみを指定し、金属(シンバル、トライアングル、タムタム、鉄の板など)、皮質(バスドラム、スネアドラム、トムトムなど)のなかで自由に組み合わせて良い。またバチや弓奏、指で弾く等、それらもアンサンブルバランスで即興的に調整する。


皆様からのご注文をお待ちしております!

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【打楽器3〜8重奏 楽譜】打楽器のための協奏曲 - ヴィヴァルディの調和の霊感、バッハのオルガンの残照に - II & III 作曲:ヴィヴァルディ/ J. S. バッハ 編曲:會田瑞樹