吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publicationsのブログ

吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publications(ゴールデン・ハーツ・パブリケーションズ)のブログです。

世界は広し、音楽に国境はない。「日本で演奏されたい」という作曲家の想いに応えたい!

こんにちは!Golden Hearts Publicationsの梅本です。

今日はあらためてGolden Hearts Publicationsの原点を思い出すお話。

 

日本では長いこと邦人作曲家ブームみたいなのが続いていますね。次々とクオリティの高い作品を書く若い作曲家も出てきていますし、それはそれで良いことなのかなと思います。

ただなんでもかんでも邦人作曲家、邦人作曲家以外は選択肢にすら入れない、というのはもったいない。(海外の作曲家でも人気の作曲家もいますが全体のごく一部ですからね)

世界は広い、ということは生きていれば吹奏楽関係なく色んな場面で感じることかと思いますが、吹奏楽の世界も広いです。知らないことだらけ。

遠く海外でもどんどんと才能豊かな作曲家が出てきていて、それぞれ非常に個性的な音楽を五線譜の上に書き連ね、今日もどこかの国のどこかの街で僕らの知らない素敵な作品が演奏されていたりします。

前にもブログで書きましたが、Golden Hearts Publicationsが始まったきっかけはディートリヒ・ヴァンアケリェンというベルギーの作曲家の「僕の作品が日本で演奏されてほしい」という強い想いと、彼からの相談に全力で応えたいと思った僕の想い、その2つのコラボレーションみたいなものです。

▼ヴァンアケリェンについて書いた過去の記事も合わせて読んでみてください!

ディートリヒ・ヴァンアケリェン(Dietrich Van Akelyen)との出会い - 吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publicationsのブログ

作曲家紹介~あなたの好きな作曲家も最初は知らない作曲家だった~「ディートリヒ・ヴァンアケリェン(Dietrich Van Akelyen)」 - 吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publicationsのブログ

 

彼との契約をきっかけに、他にも日本で自作を演奏されたいと思っている作曲家はいないかと、いろいろと声をかけて、Golden Hearts Publicationsは現在のラインナップとなっていますが、本当に個性豊かで、よくもまあこんな濃いメンツが集まったなあと思います。

今月は久しぶりに追加でお声掛けを増やしていこうかとも考えていますが、Golden Hearts Publicationsの作品を聴いていただければ、それだけで世の中の広さを少しは感じられるのではないかと思います。

最近は日本人の作品が海外の出版社から出版されて海外で演奏される機会も増えているかと思いますが、やっぱり作家さんにとっても、自国で演奏されるのももちろん嬉しいとは思いますが、作品が国境を越えて演奏されるというのは喜びもひとしおなのではないでしょうか。

「音楽に国境はない」というのを実感できますしね。

Golden Hearts Publicationsはグローバルストアも出来て日本人の作品を海外にもプロモーションしていますが、同じように海外の作品を日本にもプロモーションしています。もし皆さんの心の中に「国境」があるのだとしたら、それは誰でもない自分自身が築いた国境です。国境を壊すのも、そのままにしておくのも自分次第なのですが、もしよろしければ少し国境の向こう側をのぞいてみませんか?

僕は純粋に、シンプルに、優れた作曲家がいて、彼らが日本で演奏されることを願っていて、彼らの想いに応えたくて、Golden Hearts Publicationsを始めたわけですが、日本国内に限らず、より開かれた世界になっていくことを願っています。

 

ちょっと前に、アメリカのある作曲家の友人が、「僕の曲がアフリカに届いた!」と嬉しそうにFacebookに投稿していました。(ルワンダだったかな)

彼の楽譜を持って嬉しそうに写真に収まっている子どもたち、そしてそれを嬉しそうに伝えるアメリカの作曲家。

僕の中にその写真は深く刻まれて、他人事なのに僕も勝手に喜んで、国の距離が遠くなればなるほど嬉しいもんだな、って思いました。

アメリカやヨーロッパ、アジアと、いくつもの国の作曲家の作品をGolden Hearts Publicationsでは扱っていますが、日本は島国なので、どの国からも文字通り「海を越える」わけですよね。おそらく日本の様々な文化も(言語も含めて)世界に飛んでいますし、比較的身近な国だとは思うのですが、それでもやっぱり日本で演奏されるというのは、海外の作曲家にとっても特別なことなのではないかな、と思うのです。

演奏する側、される側、どちらにとっても「オーイエス!」という感じで喜びにあふれた瞬間が来ることを祈りながら、今日も地道に作品紹介を続けていきます。

Golden Hearts Publicationsが作家さんからお預かりしている作品(Golden Hearts Publicationsから出版されている作品もあれば、日本国内でのエージェントとしてやっているのもあります)は下記リンク先にまとまっていますので、ぜひ多くの作品をまずは知って頂くことから始めていただければ、とても嬉しく思います。

https://www.goldenheartspublications.com/?mode=grp&gid=1660139&sort=n

 

今後ともGolden Hearts Publicationsをどうぞよろしくお願い申し上げます。