こんにちは!
Golden Hearts Publicationsの梅本です。
今日は、Golden Hearts Publicationsが契約している作曲家の中でも、
ちょっと特殊な契約をしている、
オランダの作曲家クリスティアーン・ヤンセン(Christiaan Janssen)との出会いなどについて書いてみようと思います。
▲クリスティアーン・ヤンセン氏
ヤンセン氏との最初のコンタクトは、
Wind Band Pressを始めてしばらく経ってからでしょうか。
Wind Band Pressの最初の記事が2017年5月なので、まだ2か月前だったみたいですね。
(全然そんな気がしないのですが)
僕はヤンセン氏のことは全く存じ上げなくて、
先方から「僕のことも紹介してくれないかい」
と言う感じでFacebook経由で連絡が来たんだったと思います。
■衝撃的な作品
そんなわけで、じゃあちょっとのぞいてみようかな、
と思ってヤンセン氏のサイトを見て、
いくつかの作品がフルサイズで聴けたので
「Capriccio for Windorchestra(吹奏楽のための奇想曲)」をまず最初に聴いたんですが、
まあぶっ飛びますよね。衝撃的。
今までこんな吹奏楽のサウンド聴いたことがないよ、っていう透明感。
衝撃的でした。
なんでこんなに凄い才能が日本で紹介されてないんだ!広まってないんだ!
てことで急いで記事を書きました。
windbandpress.net
記事にもある通り、作曲は独学なんですよね。
なんかもう彼について調べれば調べるほど衝撃でした。
■何が何でも彼の作品を扱いたい!
Golden Hearts Publicationsを始めるにあたって、
先日ブログでご紹介したディートリヒ・ヴァンアケリェン以外のたくさんの作家にも声をかけました。
▼先日の記事はこちら
goldenhearts.hatenablog.com
ディートリヒは当時2作品しかなかったですからね。
そこで興味を示してくれた作曲家のうちの一人がヤンセン氏でした。
これはもうガッツポーズでしたね。僕はもうヤンセン氏の作品の虜になっていたので。
ですが、そこまで何もかもうまくいかないところが人生でしょうか、
ヤンセン氏はこだわりが凄く強いんですよね。
作曲家というよりは研究者に近いのかなってくらいのイメージ。
「オリジナルの表紙作成はNO、スコアサイズの選択はNO、パート譜のバラ売りはNO、セットには僕の指定した部数を入れること」
そんなわけでGolden Hearts Publicationsの特徴である
「スコアサイズ選べるよ、パート譜バラ売りできるよ」
が出来ない作曲家だったわけです。
でもこの人を広めたい!演奏できる規模のバンドがあれば絶対に演奏してほしい!
そう思ったので、全ての条件を受け入れて取り扱いをさせてもらうことになりました。
作品が彼の「音の実験」の成果なので、特にパート人数を変えると彼の狙った効果が出ないのかもしれません。
非常に繊細な造りなのかもしれませんね。
逆に人数さえハマれば凄い音が出るはずです。
(もちろん技量も求められますが・・・)
オーダーについても、注文が入る都度、彼にオーダーをかける形です。
すると1日程度で特別にデジタル処理された、
注文者専用のPDFデータが送られてくるので、
それをこちらで印刷にかけるという形。
作曲から販売にいたるまで細かく気を使っている人ですね。
サウンドの探求者、クリスティアーン・ヤンセン。
一部の商品ページでフルサイズの音源が聴けますので、
ぜひ下記リンクからチェックしてみてくださいね。
一部参考音源がなく演奏時間もわからないのですが、
その辺はちょっとまた彼に聞いてみる予定です。