ポール・ドゥーリー作曲「マスクス・アンド・マシーンズ」の楽曲解説を追加しました。
■楽曲について:
「マスクス・アン
ド・マシーンズ」(2015)は、マイアミ大学フロスト音楽学校のゲイリー・グリーン氏(Gary Green)の退職を祝って、ティモシー・シェイド氏(Timothy Shade)が企画した吹奏楽団のコンソーシアムによって委嘱されました。
「マスクス・アンド・マシーンズ」は、バウハウスの芸術家、オスカー・シュレンマー(Oskar Schlemmer)の20世紀初頭の作品と、イゴール・ストラヴィンスキーの新古典派音楽に触発されています。
私は「バウハウスの階段(Bauhaus Stairway)」や「トリアディック・バレエ(Triadic Ballet)」などのシュレンマーの作品に見られるシンプルな形と色や、ストラヴィンスキーの「プルチネッラ」に見られるルネサンスやバロック音楽の影響などに敬服しています。
「マスクス・アンド・マシーンズ」には、ルネッサンスの金管音楽、バロックのマレット・パーカッションの名人芸に見られる紡ぎ出し書法、パワフルなオーボエ、クラリネットとバトーンのソロ、機械的なフルートの合奏など、3つの対照的なキャラクターが収録されています。
(ポール・ドゥーリー)
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