吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publicationsのブログ

吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publications(ゴールデン・ハーツ・パブリケーションズ)のブログです。

なんで流行りの曲のアレンジを出さないんですか?という話

 

 

こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

今日は「なんで流行りの曲のアレンジを出さないんですか?という話」。

「なんでシリーズ」番外編です。

ポップスにしてもクラシックにしても流行りの曲を色んな編成にアレンジして出版する、というのはポップス専門の出版社以外でも行われることが増えてきたように思いますが(特にポップス)・・・Golden Hearts Publicationsからは出さないの?なんで?っていう話。


■今のところは出す予定なし

いきなり結論ですが「今のところは出す予定なし」です。

ということで理由や思うところを書いていきましょう。


■事業理念にない

まずこれです。Golden Hearts Publicationsの事業理念(やりたいこと)の中に「流行りの曲をいち早く出す」みたいなのがないです。

それはそれでお役に立つのでしょうけど、なぜないかというと、別にやりたいと思わないからですね。すでに吹奏楽ではたくさんそういう出版社がありますし、アンサンブルやソロにアレンジする出版社もあるので、ONSAとしてやる意義が見いだせない、というところです。他の出版社が出来るなら任せておけばイイジャンっていう考え方。

すべてを自分のところでホールドしようと思うととにかく経費がかさむのと、流行アレンジを収益の柱にしてしまうと追いかけ続けないといけないじゃないですか。そのうち演奏者がどうこうというよりも追いかけることが目的になってしまいそうなので僕はやらないようにしています。

 

■ポップスやクラシックアレンジを出さないわけじゃない

ただ、ポップスやクラシックアレンジを出さないわけではなくて、実際に「タキオのソーラン節(編曲:木原塁)」というポップスアレンジもあるし、「Starry Night Express(作曲:金山徹)」というオリジナルポップスも出しています。

【吹奏楽 楽譜】タキオのソーラン節 Takio’s Sohran 2 作曲:伊藤多喜雄(Takio Ito) 編曲:木原塁(Louis Kihara) - 吹奏楽楽譜・アンサンブル楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications

【吹奏楽 楽譜】Starry Night Express 作曲:金山徹 - 吹奏楽楽譜・アンサンブル楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications

 

ただ、いわゆるポップス系出版社の相場とはだいぶ離れた金額です。ポップスだから安くていい、薄利多売でナンボやで、という理屈はよくわからないので他の吹奏楽オリジナルやクラシックアレンジと同じ計算式でやっています。(他の出版社に比べればおそらく薄利なんですけどね)

クラシックアレンジはGolden Hearts Publicationsでも増えてきましたが流行などは全く意識していなくて、ソロ譜をたくさん出している小國さんとはどちらかというと「もっと知られていない作家さんやりましょうよ」なんて話をしています。

実際小國さんのアレンジの中ではバザンの「ロマンス」が一番売れているのですが、「誰が書いたか(有名かどうか)」より「何を書いたか(どんな作品か)」で勝負する、というスタンスでチャンレンジを続けています。

【独奏楽器&ピアノ 楽譜】歌劇「パトラン先生」より ロマンス 独奏楽器とピアノのための 作曲:フランソワ・バザン 編曲:小國晃一郎 - 吹奏楽楽譜・アンサンブル楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications

 

ポップスでいうと、いま流行っていなくても過去に優れたポップス(ロックでもなんでもいいんですけど)は山ほどありますよね。アニソンも同じです。そういう作品のアレンジは出したいなとは思っています。

自分が、「吹奏楽(または室内楽)にしたらかっこいいだろうな」と思う曲を、「このアレンジャーなら愛とリスペクトを持ってアレンジしてくれるだろうな」という人に委嘱したいと思っていますし、そういう曲はたくさんあります。普段はロック・ポップスを聴いているのでそれはもう山です。

ただ、今は委嘱(+浄書依頼)するのに十分なお金がないのと、ラインナップがほぼ趣味の世界になりそうなのでヒットの可能性が未知数すぎて、結構お金に余裕がないと展開出来ないかなと考えています。

なのでポップスについては、流行りが終わった後にそれでも残っているような曲とか、自分の中でなんとなく吹奏楽版がイメージできそうな曲とか、そういう曲であれば、いずれは編曲許諾を取って委嘱する可能性はあります。

今はまだお金に無理して強引に進める理由はないですね。

クラシック曲のアレンジについては上述の通り小國さんと企画を進めているものが結構あるので、どんな編成になるかはわかりませんが、そのうち「なんだこの曲」っていうのが出てくるかも知れません。

管弦楽ファンにはおなじみでも吹奏楽ファンには知られていない、という曲は山程ありそうですので、まずはこちらかな、というところ。

そのうち凄いポップス出したいですね。


それではまた!

 

★みんなの注目商品は?最近のアクセスランキング!(2020/9/17:メルマガバックナンバー)


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 Golden Hearts Publications Online Store
 メールマガジン
 
 2020年9月17日発行
 
 https://www.goldenheartspublications.com/

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こんばんは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

 

このメールマガジンは、

Golden Hearts Publications Onlin Storeで

メルマガ登録していただいた方、
また商品をご購入された方にお送りしています。


今日はランキングです。

 

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■今週のトピックス
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今週は新作がないので
アクセスランキングでもやってみましょう。

今年はこういう状況ですから
学校の吹奏楽部も社会人吹奏楽団も
思うように活動ができず

Golden Hearts Publicationsと同じく
ONSAが運営しているストアのWBP Plus!でも
吹奏楽の楽譜は例年に比べるとほとんど売れていません。

そんな中ではありますが
将来に向けて準備を進めているバンドもあったりします。

ここ1週間のアクセスランキングから
最新の動向が見えてくるかもしれません。

 

 

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■最新アクセスランキング
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9/10(木)~9/16(水)のアクセスランキングです。

Golden Hearts Publications Online Store単独のアクセスで、
対象はGolden Hearts Publications作品に絞っています。


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▼1位
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吹奏楽 楽譜】
タキオのソーラン節 (TAKIO'S SORAN 2) 
作曲:伊藤多喜雄 
編曲:木原塁
https://www.goldenheartspublications.com//?pid=129440284

「南中ソーラン」として知られる、
3年B組金八先生」の挿入歌にもなったロック作品
「TAKIO'S SORAN 2」を、
原曲のテイストを活かしてアレンジ!

ソーランの掛け声の応酬が熱い!
客席を盛り上げたいバンドにオススメです!


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▼2位
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吹奏楽 楽譜】
祝典序曲 
作曲:ピート・スウェルツ
https://www.goldenheartspublications.com//?pid=119121175

華々しいオープニングとハツラツとしたメロディーが
聴き手の心をつかみます。
中間部の美しさもベテランならでは。

演奏会に、コンクールに、どこでも活躍できる作品です。


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▼3位
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【フレキシブル4重奏 楽譜】
「クリスマス讃美歌選集」吹奏楽の為のフレキシブル四重奏 
編曲:小國晃一郎
https://www.goldenheartspublications.com//?pid=147084626

クリスマスシーズンにもってこいの賛美歌を
13曲集めたフレキシブル4重奏の曲集です。

シンプルなアレンジなので汎用性が高く、
ロビーコンサートや依頼演奏など
様々な場面でお使いいただけます。

部室に1冊置いておくと便利なセットです。


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▼4位
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金管8重奏 楽譜】
ミスター・ブラス・コンチェルト 
作曲:ルーメン・ボイヤジェフJr.
https://www.goldenheartspublications.com//?pid=142629323

日本人にも親しみやすそうな
オシャレでかっこいい金管8重奏。
3つの楽章に別れています。

普段の練習のほか、1楽章と2楽章は単独で
アンサンブルコンテンストにもオススメです。
(カットなどの改変を行う場合は事前にご相談下さい)


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▼5位
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【4トランペット+4トロンボーン 楽譜】
セレモニアル・ファンファーレ 
作曲:ジンジュン・リー
https://www.goldenheartspublications.com//?pid=121757793

おお!意外な作品がランクイン!

演奏会のオープニングにぜひ!

 

 

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■作品を演奏していただいた皆様へ
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このメルマガをお読み頂いているお客様の中には
実際に作品を演奏していただいた方も多いかと思います。

ぜひ、簡単なご感想で良いので推薦文をメールでお寄せ下さい。

推薦文は「お客様の声」として
商品ページなどに掲載させていただきます。

購入を検討されている他のお客様の参考にもなりますし、
何より作・編曲家の励みになります。


また、もしGolden Hearts Publications作品をご購入で、
演奏をYoutubeにアップした、
などございましたらご一報ください。

Golden Hearts Publicationsの
Youtubeチャンネルでも再生リストに入れたいと思います。

お忙しいとは存じますが、
ご協力を頂ければ幸甚です。

 

 

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最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございました!


ご質問・ご感想・ご意見などございましたら、

お気軽にお問い合わせフォームからご連絡ください。
https://secure.shop-pro.jp/?mode=inq&shop_id=PA01389425

それでは今後もGolden Hearts Publications Onlien Storeをよろしくお願い申し上げます。

 


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Golden Hearts Publicationsへ作品を持ち込みたい場合の手引き

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おはようございます!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

今日は「Golden Hearts Publicationsへ作品を持ち込みたい場合の手引き」。

Golden Hearts Publicationsは随時作品の持ち込みを受け付けていますが、「どうやって持ち込めばいいのー?」というお話です。


■とりあえず連絡

詳しくは作品応募のページに書いてありますが、Golden Hearts Publicationsを通じて作品を国内・海外に展開する方法としては以下の2つの方法があります。

1. 作品をGolden Hearts Publicationsから出版する

2. 自身のウェブサイトで販売している作品の印刷・販売代行をGolden Hearts Publicationsに委託する

どちらでも良いのですが持ち込む方はだいたい1だと思うので1の話をしましょうか。

まずはメールで連絡してくれればいいのですが、最低限のマナーとして

・氏名

は書いてくださいね。

あまりにあまりな文章だとその時点で「関わりたくないな」ってなります。門前払いというやつね。

例えば・・・

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件名:作品応募の件

本文:
こんにちわ。作品出してほしいので電話下さい。
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以上、とか。まずないと思いますけどあったら心のなかで延髄斬りですよ。からの卍固めですよ。

ビジネスなので、メールの文章はしっかりしてくださいね。意識しっかりね。もうろうとしないでくださいね。

あったら助かる項目は下記です。

・氏名(本名)

・連絡先(メールが届かない場合を考えて連絡のつく電話番号と、場所によっては会えるのでご住所も)

・持ち込みの動機(別になくてもいいですけど動機がないならうちで出す意味あんのかなって思うので)

・持ち込む作品名と編成(クラリネット○重奏とか、吹奏楽中編成くらいとか)

・作品のPDFと参考音源(プレイバック音源でもOK、WAVかMP3くらいには変換しておいてくださいね)をダウンロードまたは閲覧など出来るリンクURL

・略歴(まあこれは後からでもいいですけどどうせ出すなら先に出したほうが楽かなと)

まあこのくらいで大丈夫かな・・・


■誰でも持ち込めます

Golden Hearts Publicationsはラインナップを見て頂ければ分かる通りですが、人気・実績・学歴・性別・年齢・国籍、すべて関係ないです。

僕が「良いね」と思った作品、僕が世界に出しても恥ずかしくないような作品(または企画)、というような感じです。ただの「好み」です!

作品しか見てないので別に誰でも良いです。

現状、作家さんから持ち込みがあってその後に出版になったのは小國晃一郎さんと、あとはイタリアのヴィト・ラ・パグリア、トマゾ・ミランダ、ミケーレ・カラメラ、イッポリート・パリネロの各氏です。

彼らの中でも、作品によっては「これは要らない」ってなることもあります。

オーストリアからの売り込みを断ったこともあります。合わなければ「すみません、他あたって下さい」と断ります。なお講評はありません。合わないだけなので。悪しからず。


著作権周りは自分でやってね

Golden Hearts Publicationsを運営しているONSAは「個人事業主」なのでJASRACに会員登録出来ません。なのでJASRACに作品を預けたい場合(信託したい場合)はご自分で手続きして頂く必要があります。今はお金もかからないようですので初めての方もJASRACさんに問い合わせすれば返事を頂けます。


ペンネームでもOKです

出版に際してはペンネームを使いたい、というのでもOKです。

ただ、特別な事情がない限りはなるべく実名が望ましいです。これは僕の好みの問題ですけどね。海外にも出すので、あまり妙ちきりんな名前は付けないほうが良いです(例えばドッカン桜島とかそういうの)。ペンネームでも国内外で人名と分かる方が良いですね。


■そんなに売れないよ

大きな会社でプロモーションを全国的にババババンと展開するとか、全国の学校に営業マンが入り込んでいるとか、プロの知り合いとゴニョゴニョとか、そういうことはないので、いきなりは売れません。そこは過剰に期待しないでください。

持ち込みされる方はおそらく名前もそんなにまだ知られていない方が多いかと思います。

特に日本の場合は「何を書いたか」よりも「誰が書いたか」のウェイトが高いので、例えば吹奏楽の場合だと、「日本人」の「人気流行作家さん」でなおかつ「コンクール向けの7-8分」の「ド派手」「お涙頂戴」「映画音楽的」「ゲーム音楽的」「久石譲的」な感じの曲でもない限りいきなりヒットにはならないと思います。(それが悪いと言っているわけではなくてそういう作品のほうが特に学生には好まれやすいということです、顧問の先生も世代交代してますからそういう作品のほうが好きな人が多いかも知れません、少なくともパーシケッティとかは昨今なかなか売れないでしょう、ですが僕はパーシケッティの方が好きです)

ただしGolden Hearts Publicationsは作品の質は高いので、そういうお客様が演奏してくれます。例えば、コロナの影響で中止になってしまいましたが2020年に行われる予定だったアンサンブルコンテスト全国大会ではGolden Hearts Publicationsの作品が2作品演奏される予定でした。

コンクールとかコンテストとか意識していないのですが、出場される方の中には「もっと質の高い音楽を」ということでGolden Hearts Publicationsの作品を選んで頂く方も少なからずいらっしゃるようです。

ですので2020年9月現在では知る人ぞ知る、的なポジションにいる感じですかね。ちょっとマニアックな出版社な雰囲気。

でも本当に、コンクールで演奏されるかどうかとか、コンクールで人気になるかとか、割とどうでもいいので、演奏会でもなんでもどこでも演奏して頂ければそれでいいんです。道端(ジェシカ)でも良いですし。なので、全日本吹奏楽コンクールで人気になりたい!」という方は全日本吹奏楽コンクールに力を入れている他の出版社をあたって下さい。いっぱいありますよね。ありすぎるほどに。

また、他の大きな出版社でも同じなのですが、「預けました、はいおしまい」だとなかなか厳しい時代ですね。自分でもプロモーションしていく必要はあります。そのあたりのアドバイスやフォローも(ご希望でしたら)可能です。


こんな感じでいかがでしょうか。基本的にウェルカムなのでお気軽にご連絡頂ければと思います。


応募および詳細はこちらから。

作品募集!Golden Hearts Publicationsでの作品出版や販売委託についてのご案内 - 吹奏楽楽譜・アンサンブル楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications


来週(かな?)次回は「なんでシリーズ番外編」の予定。

それではまた!

 

なんでDX版がそんなに高いのか、安価版はショボいのか?という話

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こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

今日も「なんで」シリーズです。(過去のなんでシリーズはブログの最近のバックナンバーを見て下さい)

Golden Hearts Publicationsの吹奏楽のスコアは「DX版」と「安価版」がありますが、値段がぜんぜん違います。料亭と学食くらい違います。

これはなんでか、というお話です。


■DX版が高い理由

理由は色々あるのですが(過去の「なんでシリーズ」も参照)、単純に印刷会社がやってくれる限界まで下げた製造原価がそもそも高い。

用紙はビオトープで、サイズはA3またはB4で、受注生産で1冊から作ってくれて、なおかつコイル製本。このすべてに対応できる会社がまず少ないらしいです。

僕も100社くらい当たったのですが結局広島にそれが出来る会社がありました。しかも比較的近い場所にある印刷所だから送料がかからない。東京にも対応できる印刷会社が1件あったのですが、送料を考えると広島の会社の方が(これでも)安かったんですね。

同じものを例えば100部とかまとめて作れば1冊あたりの価格を下げてくれるとは言ってくれているのですが、いかんせん今は在庫資金がないので、これ以上は下げるのが難しいのです。

ちなみに在庫限りですがビオトープの小さなサンプルを0円で販売しています。送料別なので、他の商品と一緒に買うといいと思います。

吹奏楽フルスコア用紙「ビオトープ」サンプル


■安価版は別にショボくない

安価版は別の印刷所でやるのですが、用紙が色上質紙になっているのと、表紙のフチに余白が少し出来てしまうということ、あとはリングが違うということ以外は特に変わったところはありません。

最初はこの印刷所も「ビオトープは取り扱いがない」「コイル製本は無理」だったのですが、何度か相談しているうちに「色上質紙なら対応できる」「コイル製本は出来ないけれどルーズリングなら対応できる」となって、見積もりを取ってみたところかなり安く作れたので、「安価版」としてご用意しています。

DX版のビオトープという紙がメチャメチャ良い紙なので、それに比べれば紙質は劣りますが、それでも色上質紙で、厚めの紙を使っていますから、ペラペラというわけではないです。しっかりめくれます。

安価版はもともと考えていた案ではなくて、ビオトープを使う方の印刷所が高いので、どうしても吹奏楽のスコアもパート譜とのセットもどちらもかなり高額になってしまい、学校などの予算では買えないかなあ、と思ってなんとかしようと思ったら出来た、という感じです。

制作原価が安いのでDX版よりだいぶ安く提供出来ますが、上述のようにクオリティは保ったうえで、ということになります。

本音としてはDX版使って欲しいですけど、ご予算がありますからね・・・。


つらつらと書いてきましたが、まとめると

・印刷所が違う
・素材が違う
・制作できる条件が違う

ということです。

安価版を作ってくれる印刷所がビオトープとコイル製本に対応すれば解決する問題なのですが、個人商店でもないのでなかなか担当さんベースでそれを導入するわけにもいかず(DX版の仕様で印刷製本を行うことはまずないそうです)。

DX版の印刷所さんにも「少しでも原価を抑えるために」といって大量にビオトープを先にご購入頂いちゃってますし、スコア単品はコアなアイテムになりますが、スコア+パート譜を買う際はDX版で買っていただけるといろいろと助かります・・・


Golden Hearts Publicationsのなんでシリーズは一応今日で終わりの予定。

来週はまた違うお話をしようかと思います。なんでシリーズ番外編的な感じになるかもしれません。

それではまた!

 

スーユー・ホァン、藤野兼平氏のアンサンブル作品3タイトル販売開始!

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今日はスーユー・ホァンと藤野兼平氏のアンサンブル作品3タイトルを販売開始しました。

スーユーの作品は二胡・フルート・ピアノのトリオ、藤野氏の作品はクラリネット3-4重奏です。

藤野氏はこれが初めての出版作品。昔の作品だそうで、ご本人の希望でプロフィール不詳としています。

商品ページから試聴出来ますのでまずは聴いてみてくださいね!

 

【二胡、フルート、ピアノ 3重奏 楽譜】希望 作曲:スーユー・ホァン

 

【クラリネット4重奏 楽譜】羽根の音 作曲:藤野兼平

 

【クラリネット3重奏 楽譜】Hummingbirds and The Silence 作曲:藤野兼平

なんで吹奏楽のスコア&パート譜セットが他社より高いのかという話

 

 

こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

今日は前々回の「なんで最初からスコアをウェブで公開したのかという話」、前回の「なんでパート譜のバラ売りを始めたのかという話」に続き「なんで吹奏楽のスコア&パート譜セットが他社より高いのかという話」というタイトルで書いてみます。「なんで」シリーズ。

Golden Hearts Publicationsの吹奏楽のスコア&パート譜セット、他の会社の販売譜に比べると高いですよね。おそらく。

別に暴利をむさぼりたいわけでもないですしこれでもどちらかというと利率はかなり低いです。卸売が出来ないくらいに低く設定しています。

それでも高くなってしまう理由はいくつかあるので順番にご説明していきますね。


■スコアが大きい

吹奏楽の販売譜はフルスコアがA4サイズで販売されていることが多いですよね。楽器店などの売り場に卸売をする場合、そのサイズじゃないと書棚に入らない、というような理由じゃないかなと思います。ですが演奏する現場では、A4サイズでは吹奏楽のような段数の多い楽譜は読めないので、指揮者や指導者用にそのA4スコアをB4やA3に拡大コピーしていますよね。これは、どの出版社もおそらく把握している事実です。現場では拡大コピーしている。そしておそらくJASRAC管理楽曲であっても複製手続き(申請)をしないで拡大コピーしていますよね。それ違法なんですよ。

そしてこれは何度も言っているかも知れませんが著作権法違反には民事上の問題だけでなくて刑事罰というのもあって、それに関しては故意かどうかは問わないのです。つまり、「違法だって知らなかったんだもん」といっても罪に問われるということです。

Golden Hearts Publicationsとしては、現場での使われ方を考慮して、お客様が「知らないうちに犯罪者になっていた」ということにならないように、あらかじめスコアサイズを大判で用意しています。

近くにA4の紙があればそれを2枚並べてみてください。それがA3サイズです。

一番コストがかかっているのがこれです。A4までは結構安く作れるのですが、版がA4よりも大きくなると、印刷所の製造費用がバババババン!と跳ね上がります。


■なんでA4サイズのセットを作らないのか

じゃあ他の出版社と同じようにA4スコアとパート譜のセットを作れば安くなるじゃないか、と言われればその通りなのですが、上述のように現場で拡大コピーされるのがわかっていて、それがおそらく違法コピーになるのがわかっていて、お客様を犯罪者には出来ないですよね。お客様を犯罪者にするなんて、楽譜を提供する側としてやってはいけないことだと考えています。意識の高い方ならA4スコアを拡大コピーするときにJASRACに手続きをされるかもしれませんが、未だに当たり前のようにコピー譜が使われている業界ですから、まだまだ発展途上国なんですよね。スコアそのものの紙質のこだわりみたいなものも関係していますが、これはまた別の機会にお話します。ペラッペラの普通紙で印刷すれば安くなるとは思いますが、それはちょっとな~、というところですね。


パート譜も見やすい色にこだわってます

パート譜もちょっとだけ高いです。これは上述の紙質の問題で、普通紙であればそりゃ安いんですけど、パート譜にも色上質紙というのを使っています。目が疲れにくいようにアイボリー色にしています。普通紙の白、上質紙の白、よりはちょこっと高いです。ですが白ってすごく目が疲れる。目が疲れると首肩腰にきますし、集中力ももたないですよね。身体にかかる負担を減らして、無駄な緊張をなくしてリラックスしながら演奏していただきたい、という気持ちが込められています。


■受注生産である

これは今後の売れ方次第なのですが、いまのところ例えばスコアのA3版とB4版をそれぞれ全作品何十部、と用意するほどの在庫資金もないので(小さな個人事業主ですからね)、受注生産でやっています。卸売できるサイズでもないし利率も低くて卸せないし、という。受注生産でやっている分高い、という感じですね。同じ楽譜を一気にたくさん(100冊くらい?)同じ印刷所で印刷すれば、かなり安くしてくれるとは思いますが、年間に数十冊とか100冊売れる吹奏楽の楽譜ってほぼないですからね。大ヒット作品ですよねそれは。なので、形態としては販売楽譜(出版楽譜)という形態なのですが、製造方法としてはレンタル楽譜に近いと思って頂ければよいかと思います。レンタル楽譜も基本的な考え方としては「どんだけ売れるかわからない」というところが最初にあると思うんですよね。何年も毎年バカ売れしていてレンタル楽譜、というのはちょっと理由がわかりませんが、おそらくレンタル楽譜というのは売れ行きが読めないから受注生産で作っていきながら少数で回していく、という考えなのかなと思います。(どこの誰がいつ演奏するかという情報はレンタルじゃなくても取れますからね)それと同じだと思ってください。


以上が基本的なGolden Hearts Publicationsの吹奏楽の楽譜が他社さんの同じくらいの編成やページ数の楽譜よりも高い理由です。

将来的には、例えば同じ曲が月に10冊売れましたよ、20冊売れましたよ、という状況になれば先に一気に印刷しておいて、原価を下げて販売価格も下げる、ということも出来ると思うので、そうですね、買ってください(笑)。

 

その他色々なこだわりについてはストア内のページでも書いていますのでよろしければご一読ください。

反射を低減、目が疲れない用紙「ビオトープ」ほか:Golden Hearts Publicationsのこだわりをご紹介します - 吹奏楽楽譜・アンサンブル楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications(ゴールデン・ハーツ・パブリケーションズ)

フェレール・フェランのソロ楽譜7タイトル販売開始しました!

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以前から販売をしているフェレール・フェランの協奏曲のピアノ伴奏版7タイトルを追加で商品登録しました。

お取り寄せになりますが、もし気になる商品がございましたらお気軽にご注文ください。

 

【ユーフォニアム&ピアノ】バンドスタリクス・アンド・ユーフォニクス(Bandsterix & Euphonix) 作曲:フェレール・フェラン(Ferrer Ferran)

 

【テューバ&ピアノ 楽譜】バンドスタリクス・アンド・テューベリクス(Bandsterix & Tubelix) 作曲:フェレール・フェラン(Ferrer Ferran)

 

【コントラバス&ピアノ楽譜】協奏曲「木の巨人」(El Gegant de Fusta (The Giant of Wood)) 作曲:フェレール・フェラン(Ferrer Ferran)

 

【テューバ&ピアノ 楽譜】テューバ協奏曲「鉄の巨人」(El Gigante de Hierro (The Giant of Iron)) 作曲:フェレール・フェラン(Ferrer Ferran)

 

【トランペット&ピアノ 楽譜】トランペットの声(La Veu de la Trompeta) 作曲:フェレール・フェラン(Ferrer Ferran)

 

【テューバ&ピアノ 楽譜】テューバの声(La Veu de la Tuba) 作曲:フェレール・フェラン(Ferrer Ferran)

 

【トロンボーン&ピアノ 楽譜】トボンとジャック(トムとジェリー)(Tbon and Jacques) 作曲:フェレール・フェラン(Ferrer Ferran)