こんにちは!
Golden Hearts Publicationsの梅本です。
週2-3回、Golden Hearts Publications作品のご紹介をしている「今日の1曲」。
参考音源を聴くだけでも良いので、少しだけお時間をください!
今日はセヴラック作曲、小國晃一郎さん編曲のトロンボーン2重奏のための作品「『休暇の日々から 第一集』より(抜粋)」をご紹介します。
■原題または洋題:From "En Vacances Vol. 1" For Trombone Duo
■作曲者:デオダ・ド・セヴラック(Deodat de Severac)
■編曲者:小國晃一郎(Kouichirou Oguni)
■演奏時間:約10分00秒
■出版社:Golden Hearts Publications
■参考音源:You Tube
■楽曲について:
デオダ・ド・セヴラック(Deodat de Severac, 1872~1921)はフランスの作曲家で、郷里のラングドックの伝統音楽に根付いた作品を創作した人物です。
同じくフランスで同時代に活躍したドビュッシーも、セヴラックの作品の事を「良い香りのする音楽」と、好意的に評しました。
この楽譜ではピアノ組曲「休暇の日々から 第一集」から4つの楽章を抜粋しました。
セヴラックはあくまで「田舎の作曲家」を自称し続けたそうです。その為か、セヴラックとその作品は一時期忘れ去られてしまっていました。
拙編が、今日では埋もれてしまっている作品や、忘れ去られてしまった作曲家、また彼らによる作品があったからこそ、今日の音楽がある、という事に思いを馳せて頂くきっかけになれば幸いです。
演奏について:
Tb1,2ともにテナートロンボーンを想定して書いています。もちろんバストロンボーンでも演奏出来ます、その際はTb2の2声になっている箇所は、下声部を演奏してください。また、Euphonium, Bassoonでも演奏出来ます。このように、Tb以外の楽器での演奏および移調についても、自由に行って頂いて構いません。
(小國 晃一郎)
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トロンボーンデュオのために編曲された作品ですが、Euphonium, Bassoonでも演奏出来ます。移調して他の楽器で演奏していただいても構いません。セヴラックの上品でオシャレな世界を楽しんでいただければ幸いです。
商品ページはこちら。
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▼編曲者紹介:
小國晃一郎(Kouichirou Oguni)
京都府立網野高等学校卒業、京都産業大学外国語学部英米語学科卒業。
高校から吹奏楽部に所属し、高校ではトロンボーン、大学ではホルンを担当。
大学卒業後はアマチュア吹奏楽団にてホルン奏者兼指揮者として活動。作編曲は独学。
約10年の会社員生活の後、現在はフリーランスで楽譜の校正・浄書家として楽譜制作の仕事をしつつ、自身の創作活動を行っている。教育現場の為の音楽や楽譜、実際の現場からの要望に沿った音楽制作を心掛けている。