こんにちは!
Golden Hearts Publicationsの梅本です。
今日は2024年11月7日発行のメルマガのバックナンバー。
「あらためて、Golden Hearts Publicationsは何をしたいのかという話」です。
ぜひご一読ください。
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Golden Hearts Publicationsという出版事業について、これといって狙いがわかりづらいと思うので、今日は「何をどうしたいのか」など、考えていることをあらためてお話したいと思います。
Golden Hearts Publicationsがスタートしたのは、これまでブログやメルマガでも書いてきましたが、海外の作曲家からの「日本でも自分の作品を演奏されるようになりたい」という想いに答えるためになにかやろうということがきっかけで、「日本国内での印刷・販売を代行する」という形でスタートしました。
その後、自社作品も増やしていくことになるのですが、日本の吹奏楽業界で楽譜を売って稼ぐのにもっとも手っ取り早いのは「吹奏楽コンクールを狙う」ことです。
それまではそういう出版社が多かったかなという印象です。
ただ世の中の吹奏楽の活動というのは吹奏楽コンクールだけではないですよね。
僕自身も吹奏楽をやっていましたが、コンクールよりも自主公演が好きでしたから、Golden Hearts Publicationsの作品については「定期演奏会で取り上げてくれたら御の字」という考えでいます。
公演でなくても、練習用に使っていただくのでも充分なのです。
そういう考えですので、「この曲はコンクールでウケそう」というような選曲はしないですし、マーチだろうが協奏曲だろうがシンプルに「この曲好きだなあ」と自分が思えるものを採用しています。
ですから、パッと見た感じ「どこを狙っているんだろう?」と思われるかもしれないのですが、強いて言えば定期演奏会やサマーコンサートなどの「自主公演」です。
そこで演奏していただけたら嬉しいです。
逆に吹奏楽コンクールは狙っていません。
たまにコンクール自由曲にちょうどいい長さの曲もあるので、コンクールやアンコンの時期にはそれに合う楽曲をご紹介しますが、「コンクールでのシェアを取りたい、上げたい、伸ばしたい」という考えはないですね。
吹奏楽については編成が大きい作品が多いですが、ご相談いただければ、だいたいのものは編成を小さくしたりする分には許諾が出ると思いますので、お気軽にお問い合わせ頂ければと思います。
業界の主流からは外れているのですが、昔の「裏原宿」みたいな感じで楽しんで頂ければと思います。
ほかにも、自社出版商品が増えたあとに海外向けのストアを作りましたが、これは「国内外の作品の循環」を目指したものです。
日本では「日本人の作品」が大人気ですが、かつては今人気の日本人作家さんの中にもスパークやヴァンデルローストなど海外の作曲家をモデルにして「追いつけ追い越せ」でやっていた部分もあると思うんですよね。
最近は日本人が日本人を目指すような印象があります。結果的に似たような作品が増えてきます。
ですが世の中は広く、多様な楽曲が生まれています。
海外から新しい風を入れて、日本でより多様な作品が生まれるようにしたい、そして日本の作品も海外でもっと演奏されるようにしたい、日本の作品の良いところを海外の作曲家に還流したい、それがさらに日本に入ってきて・・・という「上昇型のスパイラル」、それが「国内外の作品の循環」の意味するところです。
海外の作品を日本に紹介すること、日本の作品を海外に紹介すること、この2つの導線を作っています。
あとは売れることを信じてセレクトしていくだけです。
そういうような考えでGolden Hearts Publicationsは運営されています。
もう少し細かい個別の話は次回以降にしていきますね。
そんなGolden Hearts Publicationsの作品一覧はこちらから。
作家さんのお名前で探す場合はこちらから。
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以上、メルマガのバックナンバーでした!
また次回!