こんにちは!
Golden Hearts Publicationsの梅本です。
今日は2024/9/6のメルマガバックナンバーです。
ご紹介している商品は、各商品ページに参考音源やスコア閲覧などがございますので、ご参考にして頂ければと思います。
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夏休み明けのこの時期は、
学校の吹奏楽部も新体制になるところがあるでしょうし、
市民バンドも団員の出入りがあるかもしれません。
ということで今日は「新学期、新体制特集」と題し、
2024年のGolden Hearts Publicationsの新作おさらいと、
主に上級生が抜けた吹奏楽部向けに、
・グレードの低い曲
・フレキシブルアンサンブル
をご紹介したいと思います。
商品ページに参考音源やスコア閲覧があるので、
ぜひじっくりと見ていってくださいね。
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■2024年のGolden Hearts Publicationsの新作
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▼吹奏楽
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■迫り来る嵐
作曲:ロブ・ウィッフィン
演奏時間:約3分50秒
出版社グレード:2
ウィッフィン氏の解説の通り、迫り来る嵐を描いた作品。
コンサートを「音の嵐」とするなら、
オープニングに最適な作品と言えるでしょう。
グレードも低く、使用楽器も多くないため、
大人数ではないバンドや、初級者の多いバンドにオススメです。
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■KURODA-BUSHI
作曲:正門研一
演奏時間:約3分20秒
民謡「黒田節」をベースに、
スウィングが炸裂するジャズ風の吹奏楽オリジナル作品です。
オープニング、間の曲、アンコールなど
演奏会のプログラムの中の様々な位置に配することが出来ます。
心がウキウキとするような作品なので、
マルシェやショッピングモールなどでの
ステージで演奏するのも良いですね。
「おいしい」パートは色々ありますが、
特にドラムセットは目立ちますので、
良い腕のドラマーがいるバンドには
是非トライしていただきたいと思います。
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■BE COOL !
作曲:正門研一
演奏時間:約4分45秒
タイトル通り「かっこいい」、
クールなシティポップという雰囲気の
吹奏楽オリジナルポップスです。
とことんカッコよさを追求して演奏してみてほしいですね。
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■燃ゆる思ひ
作曲:萩原友輔
演奏時間:約5分10秒
タイトルとして引用されている和歌は
燃える思いを表現した恋の歌で、
疾走感のある前半、優美で哀愁の漂う中間部、
跳ねるような輝かしい後半と、
表情は様々ながら、
どこをとってもタイトル通り「燃ゆる思ひ」、
慕情にあふれた作品となっています。
比較的少なめの人数(オプションを除けば24人)でも演奏可能です。
5分程度の作品ですので、
演奏会のオープニングなどにもオススメです。
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■未来へ向かって!
作曲:金山徹
演奏時間:約4分30秒
ゆったりとした幻想的なイントロ、
勇壮かつ雄大な前半を経て、
哀愁を帯びつつ光を感じるような中間部をはさんで
再び雄大な前半が再現される、
コンパクトながら各バンドの音楽表現の広さや
個性を発揮できるような作品です。
演奏会のオープニングなどにぜひどうぞ。
編成はカットできる楽器も多いので、
そんなに人数が多いバンドでなくとも演奏できるかと思います。
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■ドラゴンはここにいる
作曲:ロブ・ウィッフィン
演奏時間:約6分30秒
出版社グレード:4
ウェールズの民謡を9曲アレンジした作品。
ウェールズ民謡はメロディアスで力強いものも多く、
吹奏楽やブラスバンドなどへのアレンジも多いです。
ウェールズの国旗にはドラゴンが描かれていて、
この作品のタイトルもそれに合わせている感じですね。
ウェールズ民謡も「リバーダンス」のベースになった
アイルランドのケルト音楽のように
ケルト文化が色濃く残っていて、
この作品でもそのケルティックな感じを味わえる曲が満載となっています。
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■荒城の月
作曲:瀧廉太郎
編曲:正門研一
演奏時間:約5分00秒
瀧廉太郎による「原曲」と、
山田耕筰による「編曲」がなされた2つの「荒城の月」。
有名な後者と、そうでない前者を並べてアレンジした作品です。
異なる2つの「荒城の月」の違いを
楽しみながら演奏して頂ければ幸いです。
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■充実した人生
作曲:ロブ・ウィッフィン
演奏時間:約5分24秒
出版社グレード:3.5
作曲者の知人の死がきっかけとなって作曲された作品。
故人が合唱に深く関わっていたことから、
「歌」が大きなモチーフとなっている。
すべての人生への讃歌とも言える作品。
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■祝砲
作曲:ロブ・ウィッフィン
演奏時間:約5分45秒
出版社グレード:5
不穏で緊張感のある冒頭から、
徐々にシンフォニック・ジャズ的な要素が現れ、
明るい音楽へと展開していく作品です。
ウィッフィン氏の解説にある通り冒険的な作品で、
難易度も高いですが、
技術的にも表現的にも
チャレンジしがいのある作品だと思いますので、
腕に自身のあるバンドは
ぜひ演奏会で取り上げてみてほしいですね。
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▼アンサンブル
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■【クラリネット4重奏 楽譜】
Weekend Bossa(ウィークエンド・ボサ)
作曲:金山徹
演奏時間:約3分20秒
クラリネットとリズム・セクションのために作曲し、
ライブで演奏していた曲を、クラリネット四重奏に翻案。
オプショナルのリズム譜にはコードネームを付いており、
カホンやパンデイロなどのパーカッションだけでなく、
ギターやキーボードを入れる事も可能。
曲のタイトルは、初演のライブが週末だったことから。
(金山徹)
▼サクソフォーン4重奏板はこちら
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■【クラリネット4重奏 楽譜】
Moonlight Serenade(ムーンライト・セレナーデ)
作曲:グレン・ミラー 編曲:金山徹
演奏時間:約2分55秒
グレン・ミラー楽団のテーマとして有名な曲を
クラリネット四重奏のためにアレンジ。
原曲はゆったりとしたスウィングだが、
爽やかなボサノバにアレンジした。
オプショナルのリズム譜にはコードネームを付いており、
カホンやパンデイロなどのパーカッションだけでなく、
ギターやキーボードを入れる事も可能。
(金山徹)
▼サクソフォーン4重奏板はこちら
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■【ピアノ5重奏 楽譜】
アリラン・ファンタジー
作曲:スーユー・ホァン
演奏時間 :約5分40秒
韓国の民謡「アリラン」のメロディーを
モチーフにした作品です。
スーユー・ホァンらしいダイナミックさを持ちながら、
優しく暖かく、愛にあふれた印象の作品に仕上がっています。
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▼ソロ
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■【ギター独奏 楽譜】
ハッピー・タイム
作曲:スーユー・ホァン
演奏時間:約2分30秒
ギター・ソロのための作品。
作曲者が家族と集う幸せな時間を描写している。
三部形式の短い曲である。
(スーユー・ホァン)
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■グレードの低い吹奏楽曲
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■迫り来る嵐
作曲:ロブ・ウィッフィン
演奏時間:約3分50秒
出版社グレード:2
ウィッフィン氏の解説の通り、迫り来る嵐を描いた作品。
コンサートを「音の嵐」とするなら、
オープニングに最適な作品と言えるでしょう。
グレードも低く、使用楽器も多くないため、
大人数ではないバンドや、初級者の多いバンドにオススメです。
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■北京のプッチーニ
編曲:ピカルバンド
演奏時間:約5分05秒
グレード:2-2.5
プッチーニの遺作「トゥーランドット」から
いくつかのモチーフの抜粋を行った作品。
グレードは初級向けで、
初心者の多いバンドでも楽しく演奏することが出来ると思います。
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■シチリアーノ
作曲:M.T. フォン・パラディス
編曲:ロブ・ウィッフィン
演奏時間:約2分50秒
出版社グレード:3
美しいメロディが際立つ作品です。
アレンジも必要最低限といった感じで
シンプルな作りになっています。
演奏会のアンコールなどにオススメです。
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■楽しいゲーム(3つの日本の歌による)
作曲:ピカルバンド
演奏時間:約5分45秒
グレード:2-2.5
日本の3つの遊び歌・わらべうたの
「ずいずいずっころばし」「かごめかごめ」
「おちゃらかほい」を基にした吹奏楽作品。
日本の古謡が現代のイタリアでどう再創作されたのか、
ぜひ参考音源を確認してみてください。
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■ファースト・クラス
作曲:バルト・ピクール
演奏時間:約6分00秒
出版社グレード:3
ベルギーの吹奏楽団
「デ・フェレイニヒテ・フリンデン・スヒルデ」
のために書かれました。
この活気のある音楽は、
若いバンドにとって演奏するのがとても楽しいはずです。
技術的にはそれほど難しくありませんが、
最初の7/4拍子は素晴らしいドライブを提供します。
中間部のセクションは祝典的な英国スタイルのマーチで構成され、
オープニングのファンクに戻ります。
(バルト・ピクール)
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■ドイツ民謡曲集第1集
作曲:アミル・モルックポーア
演奏時間:約7分40秒
出版社グレード:3
暖かく切ないメロディをベースに、
最後は快活に終わる作品。
中高生の初級バンドの演奏会や
コンクール自由曲などにオススメです。
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■ボレリーノ
作曲:アミル・モルックポーア
演奏時間:約5分00秒
出版社グレード:3
「ヤン・ヴァンデルローストへのオマージュ」
という副題を持つ、少し民謡的でドラマチックな作品。
中高生の初級バンドの演奏会にもオススメです。
25人程でも演奏出来ます。
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■天からのこだま
作曲:アミル・モルックポーア
演奏時間:約6分00秒
出版社グレード:2.5-3
印象的な美しいメロディーに心洗われる作品。
中高生の初級バンドの演奏会や
コンクール自由曲などにオススメです。
30人弱でも全てのパートをカバー出来ます。
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■パヴァーヌ
作曲:ロブ・ウィッフィン
演奏時間:約4分15秒
出版社グレード:3
タイトルからも想像できる通りの優しく美しい作品です。
演奏会はもちろんバンドの基礎練習などにも最適。
部活動から社会人バンド、プロまで広くオススメできる作品です。
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■二人から出来る!フレキシブルアンサンブル
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▼フレキシブル2重奏
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■フレキシブル・デュオのための曲集 Vol.1
編曲:小國晃一郎
■フレキシブル・デュオのための曲集 Vol.2
編曲:小國晃一郎
■フレキシブル・デュオのための曲集 Vol.3
編曲:小國晃一郎
■フレキシブル・デュオのための曲集 Vol.4
編曲:小國晃一郎
「部員が二人しかいない」
そんな吹奏楽部でも楽しめるレパートリーを、
と企画した曲集です。
もちろん部活動以外でも、どなたでも
「二人いれば演奏できる」楽譜になっていますので、
多くの方に楽しんでいただければと思います。
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■リュートのための古風な舞曲とアリア 第三組曲(全曲)
作曲:オットリーノ・レスピーギ
編曲:小國晃一郎
演奏時間:約16分30秒
小國氏より「シチリアーナ」の
フレキシブル・デュオ/トリオの同時展開の提案を受けた後、
「可能であれば全曲やってみませんか?」
とこちらからも提案し、出来上がった作品です。
Golden Hearts Publicationsのフレキシブル・デュオは
「部員が二人しかいない」そんな吹奏楽部でも楽しめるレパートリーを、
と企画したシリーズです。
もちろん部活動以外でも、
どなたでも「二人いれば演奏できる」楽譜になっていますので、
多くの方に楽しんでいただければと思います。
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■「リュートのための古風な舞曲とアリア 第三組曲」より
「イタリアーナ」「シチリアーナ」
作曲:レスピーギ
編曲:小國晃一郎
演奏時間:約6分40秒
上記全曲版は価格が高くなってしまうため、
人気の「イタリアーナ」「シチリアーナ」だけを収録し、
安価でご購入できるようにした版です。
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▼フレキシブル3重奏
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■フレキシブル・トリオのための曲集 Vol.1
- 初級者のための有名クラシック曲集
編曲:小國晃一郎
■フレキシブル・トリオのための曲集 Vol.2
- 初級者のための有名クラシック曲集
編曲:小國晃一郎
「部員が二人しかいない」
そんな吹奏楽部でも楽しめるレパートリーを、
と企画した曲集「フレキシブル・デュオ」に引き続き、
部員が三人の場合を想定した「フレキシブル・トリオ」。
特に小学校の金管バンドを想定しましたが、
もちろん中学校以上の吹奏楽部でも、部活動以外でも、
どなたでも「三人いれば演奏できる」楽譜になっています。
練習から依頼演奏、結婚式など、
様々な場面で多くの方に楽しんでいただければと思います。
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■リュートのための古風な舞曲とアリア 第三組曲(全曲)
作曲:オットリーノ・レスピーギ
編曲:小國晃一郎
演奏時間:約16分30秒
小國氏より「シチリアーナ」の
フレキシブル・デュオ/トリオの同時展開の提案を受けた後、
「可能であれば全曲やってみませんか?」とこちらからも提案し、
出来上がった作品です。
Golden Hearts Publicationsのフレキシブル・トリオは
「部員が二人しかいない」そんな吹奏楽部でも
楽しめるレパートリーを、と企画した
「フレキシブル・デュオ」に引き続き、
部員が三人の場合を想定し企画したシリーズです。
吹奏楽部でも、部活動以外でも、
どなたでも「三人いれば演奏できる」楽譜になっています。
練習から依頼演奏、結婚式など、
様々な場面で多くの方に楽しんでいただければと思います。
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■「リュートのための古風な舞曲とアリア 第三組曲」より
「イタリアーナ」「シチリアーナ」
作曲:レスピーギ
編曲:小國晃一郎
演奏時間:約6分40秒
上記全曲版は価格が高くなってしまうため、
人気の「イタリアーナ」「シチリアーナ」だけを収録し、
安価でご購入できるようにした版です。
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■【独奏楽器+フレキシブル2重奏 楽譜】
3つのジムノペディ
作曲:エリック・サティ
編曲:小國晃一郎
演奏時間:約8分40秒
フレキシブル編成の楽譜は国内外を問わず増えていますが、
「数人しかいない部活(吹奏楽団)だけど
一人上手な奏者がいるのでその人をフィーチャーしたい」
というバンドもあるかと思い、
「ソリスト+フレキシブルアンサンブル」という形で企画した作品です。
「ソリスト」とはいえ、
この「3つのジムノペディ」のソリストパートは
それほど難易度の高いものではありませんので、
多くの少人数バンドの方にお楽しみ頂ければ幸いです。
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▼フレキシブル4重奏
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■「クリスマス讃美歌選集(改訂版)」吹奏楽の為のフレキシブル四重奏
編曲:小國晃一郎
クリスマスシーズンにもってこいの
賛美歌を12曲集めたフレキシブル4重奏の曲集です。
シンプルなアレンジなので汎用性が高く、
ロビーコンサートや依頼演奏など
様々な場面でお使いいただけます。
部室に1冊置いておくと便利なセットです。
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■「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」第一楽章
作曲:モーツァルト
編曲:小國晃一郎
▼管楽合奏版
▼金管合奏版
演奏時間:約4分00秒
クラシックを知らない、という人でも
たいていの人は聴いたことのある作品を
フレックス4重奏にアレンジ。
吹奏楽部や金管クラブなどの初心者のための練習や、
依頼演奏などにオススメです。
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■日本民謡選集~故郷の唄~ 編曲:小國晃一郎
馴染み深い日本の民謡6曲をフレックス4重奏にアレンジ。
幅広い楽器と編成に対応しており、
吹奏楽部の練習や、依頼演奏などにオススメです。
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■茶摘み(日本民謡選集~故郷の唄~より)
作曲:不詳
編曲:小國晃一郎
上記「日本民謡選集」収録曲のバラ売りです。
在庫あります!
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■オラトリオ「メサイヤ」より「ハレルヤ」
作曲:G.F.ヘンデル
編曲:小國晃一郎
演奏時間:約3分30秒
有名な「ハレルヤ」のフレキシブル4重奏です。
シンプルなアレンジなので汎用性が高く、
ロビーコンサートや依頼演奏など様々な場面でお使いいただけます。
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■【独奏楽器+フレキシブル3重奏 楽譜】
3つのジムノペディ
作曲:エリック・サティ
編曲:小國晃一郎
演奏時間:約8分40秒
フレキシブル編成の楽譜は国内外を問わず増えていますが、
「数人しかいない部活(吹奏楽団)だけど
一人上手な奏者がいるのでその人をフィーチャーしたい」
というバンドもあるかと思い、
「ソリスト+フレキシブルアンサンブル」という形で企画した作品です。
「ソリスト」とはいえ、
この「3つのジムノペディ」のソリストパートは
それほど難易度の高いものではありませんので、
多くの少人数バンドの方にお楽しみ頂ければ幸いです。
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▼フレキシブル5重奏以上
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■【独奏楽器+フレキシブル4重奏 楽譜】
3つのジムノペディ
作曲:エリック・サティ
編曲:小國晃一郎
フレキシブル編成の楽譜は国内外を問わず増えていますが、
「数人しかいない部活(吹奏楽団)だけど
一人上手な奏者がいるのでその人をフィーチャーしたい」
というバンドもあるかと思い、
「ソリスト+フレキシブルアンサンブル」という形で企画した作品です。
「ソリスト」とはいえ、
この「3つのジムノペディ」のソリストパートは
それほど難易度の高いものではありませんので、
多くの少人数バンドの方にお楽しみ頂ければ幸いです。
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■【フレキシブル3-4重奏+打楽器 楽譜】
5つのコントラダンツァ
作曲:モーツァルト
編曲:小國晃一郎
演奏時間:約6分00秒
「コントラダンツァ(Contradanza)」とは、
スペイン風舞曲の一種であると同時に、
フォークダンスの一種の
カントリー・ダンス(country dance, 田舎の踊り)でもあります。
この「5つのコントラダンツァ」は
W.A.モーツァルトの作品の中ではあまり有名ではありませんが、
第一曲が「フィガロの結婚」の中のアリア
「もう飛ぶまいぞこの蝶々(Non piu andrai, farfallone amoroso)」
からの転用であるなど、なかなか面白い作品です。
私は高校、大学で吹奏楽部に所属していて、
そこで何人もの素晴らしい友人に出会う事が出来ました。
拙編のフレキシブル・アンサンブル作品は、
特に学生時代に部活動で出会う仲間や楽器、
そして音楽が、生涯に渡ってかけがえの無い、
最良の友人であって欲しい、という思いを持って書いています。
拙編が、少人数で活動しているバンドにおいて、
「人数が少ないから選曲の選択肢が少ない」ではなく、
人数に関係なく、純粋に音楽を楽しむ事、演奏を楽しむ為の、
選曲の一助になる事が出来れば、大変幸いです。
(小國晃一郎)
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■【ローブラス フレキシブル6重奏 楽譜】
ディヴェルティメント第1番「闇の彼方に」
作曲:正門研一
演奏時間:約11分50秒
原曲は2005年に発表したトロンボーン六重奏曲です。
今回の改訂、出版にあたり、
トロンボーン以外の低音金管楽器でも演奏できるようにしました。
この作品、一部の楽章に
特定の物語を想起させるタイトルが付されてはいますが、
具体的なストーリーを持っているわけではありません。
しかし、誰もが持っているであろう「心の闇」、
その葛藤が描かれているのかもしれません。
それは、「ディヴェルティメント」という、
誰もが思い描く明るく楽しい曲のタイトルを使っていることからも明らかです
(実は、作曲者自身の心の闇と葛藤を映している、とも言えるでしょう)。
不安定で時に激しいリズム、不協和音、解決しきれない結末は、
これまで私が作ってきた作品の中でも特に際立っています。
しかし、優しいや厳しいメロディー、
ポリフォニックな展開を織り交ぜた構成は他の作品と共通しています。
第1楽章「プロローグ」は、軽快でありながら憂鬱なムードを漂わせます。
第2楽章は、不安定なリズムと不協和音が支配的で、
輝きや華麗さとは無縁の「ファンファーレ」。
第3楽章「ロンド・スケルツォ」は、
4度音程を積み重ねたハーモニーによるリズム主題が核となっています。
第4楽章「闇の彼方に」は、
「一筋の光を見出したかもしれない」と思わせる緩徐楽章。
終楽章「エピローグ」では他楽章の主題も再現され、
エネルギッシュに幕を閉じます。
作曲者は6つのパートそれぞれに
以下のような楽器を想定しています
(楽器の組み合わせは特に限定されません)。
(正門研一)
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以上、特集でした!(結構な数になりましたね)
それではまた次回!