吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publicationsのブログ

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【参考音源あり】今日の1曲~あなたのお時間、少しください!:會田瑞樹「カンパイ・ディヴェルティメント」(箏&ヴィブラフォン、約3分58秒)



 

こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

「今日の1曲」として、週2-3回、Golden Hearts Publications作品のご紹介をしています。

参考音源を聴くだけでも良いので、少しだけお時間をください!

今日は會田瑞樹さん作曲の箏(こと)とヴィブラフォンのための作品「カンパイ・ディヴェルティメント」をご紹介します。

■原題または洋題 :Kam-pai Divertimento for Koto and Vibraphone

■作曲者 :會田瑞樹(Mizuki Aita)

■演奏時間 :約3分58秒

■出版社 :Golden Hearts Publications

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■楽曲について

作曲家野村誠さんの推挙を受けて、国際交流基金アジアセンターが主催する「NOTES」というプロジェクトに参加することになった。

その時点で決まっていたことは、2018年1月に二週間インドネシアの音楽家を日本に招聘し「なにか」をする計画を立てる。そして7月には我々もインドネシアに赴く。というただそれだけ。しかもその「なにか」は自分たちで考えてくれ。というものだった。

座長を務める青柳利枝さんは天衣無縫な存在で、面食らうことも多々あったが妙に人を引っ張る牽引力があり、メンバーは親しみを込めてボス、と呼んだものだった。

インドネシアの音楽家との交流を通して僕の中で今まで閉じ込めていた「作曲」という行為が妙に実感をもって迫って来た。

インドネシアに行くとなれば、日本人チームの共演曲は必須だろうと思い立ったある日、ある音階に強い霊感を得た。

直ちに書き留めた音列が13弦箏にチューンアップされ、インドネシアの流行歌ダンドゥット(DANGDUT)のご陽気なリズムが脳内で炸裂。

その場の即興性も取り入れ、混沌の中から浮かび上がるさくらさくら...全てのイメージが出揃ったとき、作曲に手間はかからなかった。

2018年7月、インドネシアでのリハーサル。青柳さんは一聴しとても喜び、メンバーの1人のWellyは音出しが終わるなり僕に抱きついて来た。

インドネシアの蒸し暑い空気の中での初演は爆発的な喝采に包まれ、僕はもう一度「作曲」をはじめよう。と決意したのだった。

(會田瑞樹)


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箏とヴィブラフォン。あまり聴かない組み合わせかなと思いますが、参考演奏をお聴き頂ければその相性の良さがわかるのではないかなと思います。難易度は高いと思いますが、ぜひトライしてみてください。

商品ページはこちら。

【箏&ヴィブラフォン 楽譜】カンパイ・ディヴェルティメント 作曲:會田瑞樹

 


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▼作曲者紹介:

會田瑞樹(Mizuki Aita):

打楽器奏者。1988年宮城県仙台市生まれ。幼少よりヴァイオリンを照井勢子氏に師事。

12歳で打楽器を志し、佐々木祥、星律子、有賀誠門、藤本隆文の各氏に師事し基礎を学ぶ。

宮城県仙台第二高等学校を経て武蔵野音楽大学において吉原すみれ、神谷百子の両氏に師事。2014年武蔵野音楽大学大学院修士課程修了。

2010年日本現代音楽協会主催第9回現代音楽演奏コンクール”競楽Ⅸ”において大会最年少ファイナリストとしてデビュー、第二位を受賞。 「憑依型の演奏(西耕一氏)」と評されるなど話題を集めた。

2011年6月にはサントリーホール主催レインボウ21「打楽器音楽、その創造と継承」公演において総合プロデューサーと演奏者の二役を担い、行動する演奏家としての姿勢を示した。その後、會田のそれらの姿勢を見守ってきた打楽器奏者・高橋美智子氏より、長年女史が使い続けてきた
Deagan 社ヴィブラフォンを譲り受ける。それをきっかけにヴィブラフォンの魅力の更なる開拓を求めて 2012 年ヴィブラフォンソロリサイタルを初開催。

以降、打楽器・ヴィブラフォンのための新たな魅力の追求を活動のテーマとして、 これまでに湯浅譲二間宮芳生末吉保雄、水野修孝といった巨匠世代から、権代敦彦、山内雅弘、国枝春恵、木下正道ら中堅世代、薮田翔一、白藤淳一、坂田直樹、佐原詩音をはじめとする若手世代と幅広く協働して次々と自らのリサイタルで新作初演を行い、その数は現在200作品を超える。

加えて、演奏家としての独自の目線からの作曲活動も近年活発に行い、2019年には日本作曲家協議会主催:第十回JFC作曲賞に入選を果たすなど、その活躍の幅を広げている。


今日は以上です!

次回の「今日の1曲」をお楽しみに!