吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publicationsのブログ

吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publications(ゴールデン・ハーツ・パブリケーションズ)のブログです。

新入生を迎えるにあたって・・・バルト・ピクール「ファースト・クラス」の話

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こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。


今日2本目のブログです。(1本目は毎週定例のアクセスランキング)


Golden Hearts Publicationsはもう何年も(初期の頃から)バルト・ピクールの「センペル・プルス・ウルトラ」を扱っていました。

https://www.goldenheartspublications.com/?pid=127966407

最初は僕は「交響曲」を出したかったのですが、ピクールさんが「いや難しいだろ、売れないだろ」と言って、彼によると「僕のエッセンスがコンパクトに詰まった作品」みたいなことで「センペル・プルス・ウルトラ」で様子を見ることになりました。しかしスコアはたまに売れるもののセットが売れず。

ピクールの出版社(Minor Scale Music)にはまだまだたくさん作品があるので、あるとき僕がしびれを切らして「他の曲もだそうよ」なんて話をふったときに、「センペル・プルス・ウルトラ(グレード5)が難しすぎるのかもしれないから簡単な曲を出してみよう」と彼が出してきたのが「ファースト・クラス」です。

https://www.goldenheartspublications.com/?pid=146508818

youtu.be

演奏時間は約6分で、グレードは3です。参考演奏があまりお上手ではない(音も悪い)のですけど、割と初心者が多いバンドでも形になりそうだな、というのは伝わるかと思います。

アメリカの低グレード曲にありそうな雰囲気とヨーロピアン風味が混ざっている感じですよね。

ここ10年以上、日本国内では邦人作品が演奏される機会が多いような印象があるのですが、日本か海外かとかそういうのは関係なく、これからの時期、新入生が楽しめるような曲、楽器経験が浅い人でも楽しく取り組める曲、というのを探して用意しておくと良いと思います。

「ファースト・クラス」については特に「若いバンドのために」というピクールさんの想いもあるようなので、ぜひ新入生用のレパートリーとして検討してみて下さい。

ピクールさんに限らず海外の作品が最近日本であまり演奏されないのは編成(人数)の問題が大きいかなという気がしていますが、「ファースト・クラス」は大人数のバンドでない場合は下記人数でも演奏可能、とピクールさんから情報を頂いています(それでも結構アレなんですけど)。

下の()内の数字が人数です。

Flute 1-2 (opt. Piccolo) (2)
Oboe (1)
Bassoons (div.) (opt.) (0)
Eb Clarinet (opt.) (0)
Bb Clarinets 1 (3)
Bb Clarinets 2 (3)
Bb Clarinets 3 (3)
Bass Clarinet (div.) (1)
Alto Saxophone 1 (1)
Alto Saxophone 2 (1)
Tenor Saxophone (1)
Baritone Saxophone (div.) (1)
Bb Trumpet 1 (1)
Bb Trumpet 2 (1)
Bb Trumpet 3 (1)
F Horns 1/3 (2)
F Horns 2/4 (2)
Trombone 1 (1)
Trombone 2 (1)
Trombone 3 (1)
Baritone - Euphonium in C (div.) (2)
Tuba in C (1)
String Bass (opt.) (1)
Timpani (1)
Mallets (1)
Percussion 1 (1)
Percussion 2 (1)

曲を聴いてもらえばわかるのですがこれよりもう少し削れそうな感じはありますよね。

売れ始めたらもっと色々と送ってくれると思いますのでぜひぜひご注文をご検討いただきたく存じます。

他のピクールさんの曲も購入リクエストがあれば印刷用のデータを出してくれると思うので、何かあればご相談下さい。

良い新年度の準備が出来るよう、Golden Hearts Publicationsとしてもお役に立てたら嬉しいなと思います。