こんにちは!
Golden Hearts Publicationsの梅本です。
今日は3作品、一気に行きます!
小國晃一郎さんの編曲による「フレキシブル・デュオのための曲集 Vol.1 / Vol.2」「ロマンティックなワルツ」の3作品です。
【フレキシブル2重奏 楽譜】フレキシブル・デュオのための曲集 Vol.1 編曲:小國晃一郎
【フレキシブル2重奏 楽譜】フレキシブル・デュオのための曲集 Vol.2 編曲:小國晃一郎
「フレキシブル・デュオのための曲集」は今後も続いていく予定ですが、今回はなじみのあるクラシックや民謡をそれぞれ4曲ずつ曲集にしています。
この企画の最初のアイディアを考えたのは数年前になります。僕(梅本)の友人が吹奏楽部の顧問をしていたのですが、新しく赴任した学校の吹奏楽部には部員が二人しかいない、という話を聞いたのがきっかけです。
二人しかいないから練習が出来ない、本番が出来ない、とあきらめるのではなく、「二人いれば練習も本番も出来る」そんな楽譜を作りたいと考えていました。
とはいえどういう形にするか、なかなか難しいところです。
小國晃一郎さんとは色々と企画を展開していましたので、相談をして、お知恵をお借りしながら、ようやく「この形でやってみよう」という案が出来ました。数年経ってしまいましたけれど・・・
スコアはin Cで書かれています。パート譜は下記の10種類が同梱されます。
Part. I
C Higher Instrument
Bb Higher Instrument
Eb Higher Instrument
F Higher Instrument
Higher Bass Clef
Part. II
C Lower Instrument
Bb Lower Instrument
Eb Lower Instrument
F Lower Instrument
Lower Bass Clef
吹奏楽部にある楽器の調はこれで網羅しているはずなので、「どんな楽器でも二人いれば形になる」ようになっています。
上のパートが高い音の楽器、と決めているわけではないのでそこは柔軟に(フレキシブルに)遊んでみて欲しいです。
曲も短く、難易度も易しいので、初心者二人しかいない、みたいな部活でも練習に使える楽譜になっています。
「少人数」「小編成」とかそういうレベルじゃないよ、というバンドで、練習に、本番に、息抜きに、色々と活用していただいて、「音楽って楽しいな」と感じていただければ嬉しいです。
そしてもう1作品はフランスのデオダ・ド・セヴラック(Deodat de Severac)が作曲した「ロマンティックなワルツ」。
【クラリネット4重奏 楽譜】「休暇の日々から 第1集」より ロマンティックなワルツ 作曲:デオダ・ド・セヴラック 編曲:小國晃一郎
これはBbクラリネット3本+バスクラリネットのクラリネット4重奏です。
小國さんの解説をお借りしましょう。
デオダ・ド・セヴラック(Deodat de Severac, 1872~1921)はフランスの作曲家で、郷里のラングドックの伝統音楽に根付いた作品を創作した人物で、同じくフランスで同時代に活躍したドビュッシーも、セヴラックの作品の事を「良い香りのする音楽」と、好意的に評しました。
この曲は組曲「休暇の日々から 第一集」からの一章です。
セヴラックは決して有名な作曲家とは言い難いのですが、そう言った作曲家や彼らによる作品があったからこそ、今日の音楽がある、という事を考えて頂くきっかけになれば幸いです。
(小國 晃一郎)
有名な曲、有名な人、だけではなく、あまり日本の特に吹奏楽の現場であまり知られていなさそうな作曲家の作品にもスポットを当てたいですね、という話を小國さんとしていて、こういった曲も今後色々と出てくると思います。
本当に素敵な曲なので、これもぜひ皆さんの仲間同士、お友達同士で楽しんでいただきたいですね。
以上、ご注文をお待ちしております!