吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publicationsのブログ

吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publications(ゴールデン・ハーツ・パブリケーションズ)のブログです。

他の出版社に真似されるということ、という話

f:id:goldenhearts:20201007161330j:plain



 

こんにちは!

Golden Hearts Publicationsの梅本です。

今日は「他の出版社に真似されるということ」という話。


特に吹奏楽メインでやっている出版社の業界というのは狭い業界で、社長さん同士が超仲良しだったりバッチバチにやり合っていたりして団地みたいな感じなのですが、各社色々と企画をするので、企画だったりアレンジ作品だったりが被ることも出てきます。

中には先に展開していた企画が他社の目に止まって、同じような選曲で同じような編成で別のアレンジャーのアレンジが出たり、企画そのものが模倣されることもあります。

こういうことに関して「あそこの会社がパクってますよ」なんて言われることもまれにあるのですが、僕個人としては結構どうでもよかったりします。

むしろ「ああ、良い企画だったのかなあ」と自信がつきますね。

そもそも会社には理念があって、それぞれの企業理念や事業理念、コンセプトっておそらく完全に被ることはないので、同じような企画、同じような選曲でも、何かが違うはずなんですよね。

だから同じものではないんです(アレンジャーが違うとかそういうレベルの話ではなくてもっと大きな部分で)。

ターゲット(その楽譜を届けたい人)も細かく見ていけば多分各社で若干ズレていると思いますから、被るところもあるとは思いますけど、基本的には違うものという、そういう見方をしています。

だいたい「自分の考えることなんてすでに誰かが考えている」と思ってますからね。実行するかしないかの差だけで。

演奏する側は気に入ったものやバンド(または個人)によりマッチするものを買えばいいだけですし、団地の小競り合いみたいなのは関係ないですから余計にどうでもいいですよね。良いもの出してね、というそれだけだと思います。

Golden Hearts Publicationsとしては小競り合いには参加せずにどんどんと新しいことにチャレンジしていきたいと考えています。

結果的にそれが模倣されても、上述のようにコンセプトも違うでしょうし、その頃にはこちらは次のチャレンジをしているでしょうし、本当に、結構どうでもいいんですそれは。あまりにも競合調査をしないのでそろそろやろうかと思っていますけど(数年ぶり)。

喜んでもらえる、楽しんでもらうような企画を考えたり、そういう楽譜を出版していきたいですね。

チャレンジは資本のある大きな会社ほど率先してやってほしいのですが、大きな会社は大きな会社なりに守らないといけないもの(従業員の生活とか)も大きいですから、なかなかリスクテイカーにはなれないですよね。

でもうちみたいな弱小個人零細ミジンコクマムシがチャレンジを続けることで、結果的に団地全体的にチャレンジ精神みたいなのが波及していくといいなあと思っています。

常にお客様のことを考えながら、マーケットの未来を見ながら企画していく、それにつきますね。


それではまた!

 

 吹奏楽・管楽器・打楽器の楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications