早いものでもう年度末の3月になりましたね。
地域によっては吹奏楽コンクールの締切も早いのでもう選曲を始めているバンドもあるかもしれません。
もしくは春のイベントに向けて最後の1曲、何か入れたいけどどうしよう、みたいなバンドもあるかもしれませんね。
コンクール、演奏会、依頼演奏、なんでも同じだと思うのですが、選曲する際にはただすでによく知られているような作品の中から好きな曲だけ演奏するのもそれはそれで別に構わないと思いますが、やっぱりお客様がいるところでは下記の点をチェックしたいですね。
・誰に届けたいのか(学生さんなのか大人なのか吹奏楽マニアみたいな人なのか、とか、どの地域の人なのか、依頼演奏の場合はどういった客層なのか、とか)
・何を届けたいのか(どんな時間を過ごしていただくのか、何を感じていただきたいのか、とか)
・誰が届けるのか(自分たちは何者なのか、どんな強みがあるのか、どんな個性があるのか)
年末に、選曲のプロの方にWind Band Pressでお話を聞いてみたので、こちらの記事も参考にしてみて下さい。
「バンドのカラーをしっかりと見極めることが大事」日本センチュリー交響楽団演奏事業部長の山口明洋さんに「演奏会の企画」についてお伺いしました
上記インタビューを読んでいただければだいたい選曲の方向性や、そのためにやるべきことが分かってくるかと思います。
「バンドのカラーを知ること」
「より多くの作品を知っておくこと」
まずはToDoとしてはこの2点に尽きますね。
バンドのカラーについては自分たちで知ってもらうしかないので僕は何の手助けも出来ないのですが、より多くの作品を知るために・・・ということで、Golden Hearts Publicationsでも下記のような「当店オススメのシチュエーションで探す」というカテゴリを用意しています。
https://www.goldenheartspublications.com/?mode=grp&gid=1933013&sort=n
例えば演奏会のオープニング用の作品をたくさん知っておきたい、と思えば、こういうカテゴリもお役に立てるのではないかと思います。
その他、前にも選曲の幅を広げるための方法として、一日数分、一曲ずつ聴いていくという方法も考えてみました。チェックシート付きの記事はこちら。
選曲の引き出しを増やすためには?1日数分だけで選曲の幅が広がります! - 吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publicationsのブログ
結構ギリギリになってから選曲を始めて、ギリギリになって曲を決めたものの「輸入楽譜だから届くのに1ヶ月かかるってさー!」みたいなこともあると思うので、ギリギリまで悩みたいのもわかりますし予算も少ないのもわかりますが、なるべく早く候補曲を数曲選んで、早めに発注しておくと良いのではないかと思います。
どの出版社も同じ時期に何かの曲に注文が集中するということは起こりえますし、その場合在庫がなかったり、すぐには印刷が仕上がらなかったりすることもあります。
なので「出版社なんだから山のように在庫してるよね」とは思わずに、早め早めの用意をオススメします。また、実際に演奏してみたらどうしても技術的に無理!っていうこともありますので(自分は高校時代に定期演奏会のメイン曲が差し替わるという事件がありました)、やっぱり候補の曲は予備も含めて複数選んでおくと良いかなと思います(買ったけどその時使わなかった譜面は、次の演奏会で使っても良いでしょうし)。
というわけで(?)久々の商品紹介以外のブログでした。