吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publicationsのブログ

吹奏楽、室内楽の楽譜出版社Golden Hearts Publications(ゴールデン・ハーツ・パブリケーションズ)のブログです。

Golden Hearts Publicationsがこっそり大々的に教えるオススメ「まさに奇才!ディートリヒ・ヴァンアケリェン」

f:id:goldenhearts:20170720153959j:plain



 

こんにちは!Golden Hearts Publicationsの梅本です。

あらためてGolden Hearts Publicationsで契約している個性あふれる作曲家たちについて、「こんなバンドに合うんじゃないかな」という視点で紹介しております。

どんなバンドに演奏いただいても全然構わないどころかウェルカム・トゥ・ザ・ジャングルなんですが、ちょっと絞ってみる感じですね。

前回はブライアン・サドラー氏でしたね。


今日は「まさに奇才!ディートリヒ・ヴァンアケリェン」。


ディートリヒ・ヴァンアケリェン(Dietrich Van Akelyen)氏は、1981年ベルギー生まれ。ゲント(ヘント)の王立音楽院で作曲を学び、ディルク・ブロッセ氏のクラスを受講していました。

指揮者としての研鑽も積んでおり、またピアニストとしても活動中です。

「アーント・インストゥルメンツ・ファン!?(Aren’t Instruments Fun!?)」「スティーリング・アン・アラブズ・キャメル(Stealing An Arab’s Camel)」は、2016年にバルト・ピクール指揮、聖セシリア・ウィンド・オーケストラによって演奏されました。

Golden Hearts Publicationsを始めるきっかけになった人だよ、ってことはこれまでにもブログなどで散々言ってきているんですが、その前はもともと僕とバルト・ピクール氏が友人で、(その頃僕は失業保険で暮らしていて、ヒマつぶしに海外の作曲家向けの英語のブログを書いていて、その内容なんかについてチャットしてたりとかしてました)おそらくヴァンアケリェン氏が日本に興味があるってことをピクール氏が聞いて、僕にコンタクトするように勧めたんじゃないでしょうかね。

作曲家でもありますがピアニストとしての活動のほうが多忙ですかね。特に吹奏楽に特化したタイプの作曲家でもないのでバンバン吹奏楽作品が出てくるわけではないですが、出てきたときは毎回のけぞりますよね(笑)。

メロディーも奇妙だし構成も奇妙だし、どうやったらそんな音楽が出来上がるんだろうっていう、不思議でしょうがない作曲家です。メールなどでやり取りしているととてもフランクだけど素直で、交渉事もオープンで、とてもやりやすい人なんですが、そういう普段のやり取りからは想像できない楽曲が飛んでくるもんで、まあ毎回楽しみにしています。

日本で気に入られるメロディーなのかどうかというとわかりませんが(大衆的ではない気はします)、他にこういう作曲家の個性強すぎ独特すぎディートリヒの奇妙な冒険みたいな作品があまりないので、コンクールでも演奏会でも、演奏すれば聴衆へのインパクトは強烈でしょうね。

なので「他とマジで違ったことをしたい」「不思議な作品を演奏したい」「派手とか音が大きいとかそういうのじゃなくて、なおかつインパクトのあるものを演奏したい」そんなバンドにオススメですね。協奏曲もあるし、クラリネットクワイアーの作品もありますよ。奇才のスコアを見たい、勉強したい、という方はポケットスコアが良いでしょう。

ちなみにヴァンアケリェン氏、現在鋭意日本語を勉強中です。日本にとても興味があるみたいですね。そのうち来るんだと思います(知らないけど)。皆さんぜひ演奏してくださいね。


ヴァンアケリェン氏の作品はこちらから。

https://www.goldenheartspublications.com/?mode=grp&gid=1631140&sort=n

ほぼすべての商品ページでフルサイズの試聴とサンプルスコア閲覧が出来ますので、ちょっと見たり聴いたりしてみてくださいね。

 

今日はこの辺で。

ヴァンアケリェン氏の作品はヤフーショッピング(WBP Plus!)でもお買い求め頂けます。

https://store.shopping.yahoo.co.jp/wbpplus/da5f4a5a1a.html