先程登録が終わったばかりなのですが、小國晃一郎さん編曲の「独奏楽器のための12のアヴェ・マリア集（無伴奏版）」の販売を開始しました！
【独奏楽器 楽譜】独奏楽器のための12のアヴェ・マリア集（無伴奏版）編曲：小國晃一郎 - 吹奏楽楽譜・アンサンブル楽譜の出版・販売｜Golden Hearts Publications
商品ページにも記載していますが、対応しているのは以下の楽器です。
1. Piccolo
2. Flute
3. Oboe
4. Eb Clarinet
5. Bb Clarinet
6. Eb Alto Clarinet
7. Bb Bass Clarinet
8. Bassoon
9. English Horn
10. Bb Soprano or Tenor Saxophone
11. Eb Alto Saxophone
12. Eb Baritone Saxophone
13. Bb Trumpet (or Cornet, Flugelhorn)
14. F French Horn
15. Trombone or Euphonium (B.C.)
16. Bass Trombone
17. Tuba (B.C.)
18. Contrabass
たくさんある「アヴェ・マリア」の中から下記の作曲者による12曲を無伴奏譜にして12曲セットにしています。
1. Jacob Arcadelt (1504? ~1568) / ジャック・アルカデルト
2. Franz Schubert (1797 ~ 1828) / フランツ・シューベルト
3. Franz Liszt (1811 ~ 1886) / フランツ・リスト
4. J.S. Bach (1685 ~ 1750), C. Gounod (1818 ~ 1893) / J.S. バッハ、シャルル・グノー
5. Cesar Franck (1822 ~ 1890) / セザール・フランク
6. Anton Bruckner (1824 ~ 1896) / アントン・ブルックナー
7. Luigi Luzzi (1828 ~ 1876) / ルイージ・ルッツィ
8. Camille Saint-Saens (1835 ~ 1921) / カミーユ・サン＝サーンス
9. Antonin Dvorak (1841 ~ 1904) / アントニン・ドヴォルザーク
10. Gabriel Faure (1845 ~ 1924) / ガブリエル・フォーレ
11. Francesco Tosti (1846 ~ 1916) / フランチェスコ・トスティ
12. Pietro Mascagni (1863 ~ 1945) / ピエトロ・マスカーニ
参考音源（メチャ長い）は商品ページで聴いて頂くとして、裏話を少ししていきますね。
商品ページの解説にも
2020年、新型コロナウイルスの影響で、それまでの音楽活動もままならず、また何かと厳しい世情の中、何か安らげるものを、と、ONSA・梅本代表と話し合い、この「独奏楽器のための12のアヴェ・マリア集」をまとめる事にしました。
とありますが、まあその通りで。
最初に企画したのがいつ頃だったかもう思い出せないのですが、コロナウイルスがワーッとなって非常事態宣言も出て、音楽活動だけでなく学校にもいけない家からもなかなか出られない、この状況が終わるかどうかもわからない、そんな時に、「時間がかかったとしても、これがうまく落ち着いた時に、皆さんは何を演奏したいだろうか」ということを考えました。
最近はもう言われなくなりましたが「アフターコロナ」の世界を考えていたんです。音楽に人々が何を求めるのか、表現者は何を伝えようと動くのか。
色々と考えましたが、仮に少し落ち着いたとして、演奏活動が再開出来るようになったとして、おそらくそのステージに必要なものは「癒やし」「希望」「光」そのようなものかなと考えました。
そこで浮かんできたのがアヴェ・マリアです。キリスト教の信者でなくても「癒やし」「希望」「光」を感じられるアヴェ・マリア。古今東西多くの作曲家がアヴェ・マリアを作曲しています。
小國さんとはしょっちゅういろんな企画のやり取りをしていたので、その中でこれから求められる楽譜、Golden Hearts Publicationsとして提案したい楽譜としてアヴェ・マリアのお話をしました。
どちらから言い出したか覚えていませんが、その中で「多くのアヴェ・マリアがあるから曲集を出してみよう」ということになりました。
おそらく日本で最も有名なのはシューベルトのアヴェ・マリアだと思うのですが、他にも多くのアヴェ・マリアがあるので、その中から小國さんに12曲を選んで頂きました。（12という数字については商品ページの解説を参照）
聴いたことのないアヴェ・マリアもあると思いますが、どれも名品ですのでこの機会に興味を持って頂ければ幸いです。
そして、ピアノ伴奏の曲をたくさん出版してきましたが、ピアノ伴奏付きで演奏できる状況にある人がどのくらいいるのか、というのも企画当時には疑問があって、今回は無伴奏版とピアノ伴奏版の2パターン作ることにしました。
小國さんには大変な苦労をおかけしてしまったのですが（本当にありがとうございます！）、この度まずは無伴奏版が先に仕上がったので販売を開始した次第です。ピアノ伴奏版は年内に出せればいいかなという感じ。
実際こうして世に出せる状況になったわけですが、音楽活動に関する状況を見てみると、演奏会を含め演奏活動が再開出来ている人やバンドもいれば、そうでない人やバンドもいるという状況です。冬は毎年インフルエンザも流行するので、それを懸念しての公演の中止や延期を伝えるプレスリリースもまだまだ届きます。
一方で配信花盛りという感じもあって、音楽家の皆さんも、なんとか生きよう、なんとか音楽の楽しさを伝えよう、と動いていらっしゃる方も多いです。
今回の「独奏楽器のための12のアヴェ・マリア集（無伴奏版）」は、吹奏楽で使われるような管楽器（+コントラバス）にはほぼすべて対応出来ているかと思います。
プロの音楽家の方の演奏会や配信で使っていただくのも良いと思いますし、個人で楽しむためにご購入いただくのも良いと思います。
今回の出版はGolden Hearts Publicationsと小國さんによるある種の「祈り」の形であり、演奏活動をされる皆さんの手によって多くの方に「希望の光」がもたらされることを願っています。
ヨーロッパのいくつかの国ではコロナウイルスの感染拡大がぶり返していますし、これからは毎年であればインフルエンザが流行る時期です。まだまだ余談を許さない状況が続きますし、メンタル的にもすごく、本当にキツイですが、手洗いうがいをしっかりして、なんとか一緒にこの時代を生き抜いてやりましょう。
生きていれば色々と嫌なこともありますが、生きていなければ幸せを感じることもありません。清濁入り混じった人生ですが、諦めずに光を求めて、光に向かって手を伸ばして。そしてあなたがいつか光に包まれ、笑顔になれますように。
（なお私はキリスト教徒ではないです、生まれた後はお宮参りだしクリスマスは盛り上がるし死んだらおそらく仏式の葬式になる、いわゆる日本人的な感じです）
【独奏楽器 楽譜】独奏楽器のための12のアヴェ・マリア集（無伴奏版）編曲：小國晃一郎 - 吹奏楽楽譜・アンサンブル楽譜の出版・販売｜Golden Hearts Publications
