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正門研一氏の新作:木管四重奏「牧歌 ~わすれなぐさの物語」販売開始!

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今日は正門研一氏の新作をGolden Hearts Publicationsから販売開始しました!

まあーこれが美しくて。ぜひ聴いてみて,、気に入ったら演奏してみてくださいね!

【木管四重奏 楽譜】牧歌 〜わすれなぐさの物語 作曲:正門研一 - 吹奏楽楽譜・アンサンブル楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications

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演奏時間:約4分40秒
編成:
Flute
Oboe
Bassoon
Bb Clarinet

■楽曲について:

「優しく、柔らかな言葉」でありながら「強い意志」を持った作品を…。

作曲にあたって私はそう思い続けていました。

作曲のきっかけは、2012年福岡県のとある高等学校吹奏楽部からの依頼によるものですが、「せりなさん」というひとりの女性との交流がなければ、この作品は違ったものになっていたかもしれません。

交流とはいっても、お互いのブログ(利用していたブログサービスはすでに終了しています)の読者であったというだけであり、時々メッセージのやりとりはするものの、私は彼女のお姿を拝見したこともありませんし、どこにお住まいかも知りません。ブログを通じ、彼女が幼少期から深い心の傷を負っていたことが分かったのですが、彼女が作る詩や、日々の生活を綴った投稿は、「優しく、柔らかな言葉」にあふれていました。私はそこに、彼女の「生」への強い想いを感じたものです。

 この作品は、「優しく、柔らかな言葉」でありながら「強い意志」を持ったメッセージを送ってくれた、そして、ブログのタイトルを副題に使うことを快諾してくれた「せりなさん」に対する私からの個人的なメッセージでもあります。

 作品は、冒頭からリハーサルマーク[D]までに主要なモティーフが提示され、[E]以降はそれらが展開するという単純な構成です。特別なストーリーを設定しているわけではありませんが、英語で付した標語を参考にイメージを広げていただければ幸いです(音の数が多くなってしまい、演奏していただく方にとってはあまり優しくない作品かもしれませんが…)。

 なお、この作品は依頼主の要望により2本のフルート、オーボエイングリッシュ・ホルンという編成で作曲したものですが、2020年にフルート、オーボエクラリネットバスーンという編成に改めました。

(正門研一)

 

【木管四重奏 楽譜】牧歌 〜わすれなぐさの物語 作曲:正門研一 - 吹奏楽楽譜・アンサンブル楽譜の出版・販売|Golden Hearts Publications