マンチン・ドナルド・ユー(余文正:Man-Ching Donald Yu)作曲のサクソフォーン四重奏曲「センシティビティ」の楽曲解説を追加しました!
解説そのものが作品に負けず劣らず難しいですが・・・
■楽曲について
「センシティビティ」はオランダのArdemus Saxophone Quartetのために書かれました。
この音楽は、ドイツの現代芸術家、ハイケ・シュミット(Heike Schmidt)による一連の作品からインスピレーションを得ています。
アートワークは、アーティストの思考の内面的な葛藤、感覚と感情の感受性(センシティビティ)を反映しており、これらはアートワークの対照的な色彩、線、形として特徴づけられています。
したがって、音楽は、異なる音楽ジェスチャー、要因、および素材の観点から、感覚と感情の二重性を表現しています。
神秘的で瞑想的なジェスチャーは予備的なセクションを特色としていますが、時には劇的でコントラストのある素材を並行して配置しています。
これらの素材は、ピッチの素材やリズミカルな要因など、様々なスタイルの様式で有機的に展開し、変化します。
一般的に言えば、作品中の持続的で雰囲気に富む素材は濃い色の特徴を持つアートワークの上部に対応し、劇的で反復的でミニマル的な素材はアートワークの下部に対応し、線と透明度が主要な構成となっています。
アートワークはこちらから見ることが出来ます。
商品ページでMIDIのフルサイズ試聴やサンプルスコアの閲覧も出来ます。